2013年6月22日土曜日

カギは石破氏の処遇… 内閣改造・党役員人事「更迭・交代リスト」


秋の人事の焦点は、石破幹事長の処遇だ【拡大】
 安倍晋三首相が秋の臨時国会前に、内閣改造・自民党役員人事を行うとの見方が広がっている。参院選後のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉本格化や、成長戦略の加速、消費税増税の判断などを見据えて、政権の体制強化を図るというものだ。永田町でささやかれる「更迭・交代リスト」=別表=を分析した。

 「生産、消費は間違いなく改善している。信念を持って成長戦略を進める」

 安倍首相は20日夕、東京・淡路町での街頭演説でこう語った。欧州歴訪から同日午後に帰国したばかりだが、都議選や参院選を勝ち抜き、日本再生を成し遂げる執念を感じさせた。

 参院選後の内閣改造・党役員人事は、安倍首相の懐刀である甘利明経済再生担当相が19日、「秋には自民党人事がある。たぶん、政府の人事と一緒にやるのではないだろうか」と語り、現実味を増した。
最も処遇が注目されるのは石破茂幹事長だ。「ポスト安倍」の筆頭格とされ、昨年末の衆院選に続き、7月の参院選も陣頭指揮をとっている。

 政治評論家の浅川博忠氏は「今回の人事のカギは、安倍首相が石破氏を閣内に封じ込めるかどうかだ。入閣させる場合、農水相として難題のTPPをやらせるのでは。ただ、党内には『安倍-石破体制は安定感がある』と評価する声もある。石破氏に『2年後の総裁選には出馬しない』との条件を飲ませて、幹事長に留任させるとの見方もある」と語る。

 このほか、福島第1原発事故をめぐり「死亡者が出ている状況ではない」と発言して批判を受けた高市早苗政調会長と、野田聖子総務会長もリスト入り。自民党関係者は「高市氏は物議を醸す発言が多い。もともと、2人は参院選で女性票を獲得する人事だったはず」と解説した。



閣内では、谷垣禎一法相と、石原伸晃環境相が目立つ。くしくも、前総裁と前幹事長で、石原氏は谷垣氏を総裁選出馬断念に追い込み、「平成の明智光秀」と呼ばれた。

 浅川氏は「谷垣氏と石原氏は閣外に出たいようだ。谷垣氏はグループ議員に閣僚枠を譲りたいと聞く。石原氏は派閥会長として閥務をしたいらしい。他派閥が人数を増やしているなか、石原派は伸び悩んでおり、真価が問われている」という。

 党関係者は「父・石原慎太郎共同代表率いる日本維新の会の党勢低迷で、安倍首相も、石原氏を重用する必要もなくなったのでは」と語る。

 このほか、新藤義孝総務相や、森まさこ少子化担当相、稲田朋美行革担当相らの名前も挙がる。これらは、論功行賞人事への党内不満を抑えるとともに、内閣の危機管理という意味合いもありそうだ。

 最終的に、人事・改造はどのくらいの規模になりそうか。

 浅川氏は「安倍政権は、安倍首相と麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、甘利氏を軸に動いている。この4人は動かさないだろう。当選6回前後で入閣適齢期とされる議員が数多くいるため、閣内だけで7、8人を代える中規模改造になるのでは。現在、中堅議員らが安倍首相にゴマをする『安倍のポチ現象』という言葉まである。人事後、安倍首相の力は強まるだろう」と分析している。

                                        
筆者考:

ZAKZAKの配信記事【カギは石破氏の処遇… 内閣改造・党役員人事「更迭・交代リスト」】・・・

筆者はこのニュースには違和感を持ち、これでは奇を衒う瓦版屋(タブロイド)と変わりない!との
印象をうけました。参院選を来月に控えて、自民党を圧勝させる為に戦略を練らねばならぬ大事な時期に、まだ先がある9月に内閣改造、党役員の交代を仄めかすのは 愚の骨頂!と言える。
 
✦『生産、消費は間違いなく改善している。信念を持って成長戦略を進める』・・・ならば内閣改造・自民党役員人の交代は必要は無い筈だ!と思うが人情と言える。

もし『永田町で囁かれている噂(9月の内閣改造、党役員の交代)が信憑性がある!』としたら、・・・最も処遇が注目されるのは石破茂幹事長となるは間違い無さそうです。

 ✦ポスト安倍」の筆頭格とされ、昨年末の衆院選に続き、7月の参院選も陣頭指揮をとっている】・・・筆者は石破茂幹事長が腹蔵する歴史観の歪みには危惧の念を抱いており、加えて昨年の12月の衆院選での自民党の圧勝は民主党が勝手にこけた所為であり、石破茂氏の功績とは言い切れない。
 最近は例え地方選挙とは言え、トレンドは軽視は出来ないはず、・・・それが自民党が推した候補者は惨敗続き。確かに 現職の強みに負けた!” と言えるが、自民党が選ぶ候補者には新鮮味がなく、中には対立候補者に比して高年の人物が数多散見できた。
さらに来るべき参院選で公認した人物の中でブラック企業と定評のあるワタミの会長がいる!・・・これで若者の指示を失う事(既に失っている)になるは明白で、これ等は石破茂幹事長の責任!言えるでしょう。

石破茂が自民党総裁になったら!・・・自民党は衰退するは必至!と言うを筆者は禁じえない。
詰まり、青葉茂るではなくて、枯れる!で自民党の魅力は薄れる。

✦【福島第1原発事故をめぐり「死亡者が出ている状況ではない」と発言して批判を受けた高市早苗政調会長と、野田聖子総務会長もリスト入り。自民党関係者は「高市氏は物議を醸す発言が多い。もともと、2人は参院選で女性票を獲得する人事だったはず」と解説した】・・・この解説は女性有権者から反発を買うは必至である。お飾りで両者を任命したのか?、国体運営にお飾りの閣僚、党役員人を任命したのか?、其れなら国体運営を軽視し、強いては有権者を虚仮にしている。
野田聖子は交代されても致し方ない人物だが、脇が甘い発言で物議を醸し出している高市早苗政調会長の交代は拙速過ぎる。誰に気兼ねをしているのか?。政調会長の任についてから僅か半年では期待通りに能力を発揮する困難です。多少の失言癖があっても正しい歴史観を備え背筋がピーンと張っている高市早苗氏は貴重な人材と言え、党役員交代で更迭するは多くの有権者、特に女性の支持を失う結果に繋がるでしょう。 

✦【浅川氏は「谷垣氏と石原氏は閣外に出たいようだ。谷垣氏はグループ議員に閣僚枠を譲りたいと聞く。石原氏は派閥会長として閥務をしたいらしい。他派閥が人数を増やしているなか、石原派は伸び悩んでおり、真価が問われている」という】・・・谷垣氏は法務大臣を卒なくこなしており、更迭される理由がありませんが、結局は党内に流れる冷やかな風に敏感に感応したのでしょう。
石原氏は節操のなさと、能力のなさが突出しており、更迭は止むを得ず!となります。

【新藤義孝総務相や、森まさこ少子化担当相、稲田朋美行革担当相らの名前も挙がる。これらは、論功行賞人事への党内不満を抑えるとともに、内閣の危機管理という意味合いもありそうだ】・・・論功賞人事への党内の不満とは?、昨年の総裁選で石破茂氏を支持した小池百合子、小泉進次郎?。
 新藤義孝総務相や、森まさこ少子化担当相、稲田朋美行革担当相らを更迭するのが何故に危機管理なのか?・・・そんなに党内で安倍総理の基盤は軟弱なのか?疑問だらです。
 

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