2021年7月12日月曜日

地球温暖化で生き残るのは日本人!・・・


► 日本人の熱中症に対する能力:

 地球温暖化に伴い!〜、
夏になると過酷な暑さで倒れる人が続出している!・・・
然し何故か?日本人には異常なほどの熱中症耐性がある。

 熱中症の耐性は国によって差が大きく!〜、
日本人は特に高い耐性があり、逆に地中海性気候の地域で育った
        人々は低い傾向があある!・・・

熱中症の耐性が幼少期に体験した気候に依存すると言われているのと、日本人は狭い日本列島の環境で交配されてきたため、熱中症に弱い遺伝子が淘汰され強い遺伝子が生き残ってきた可能性が考えられている。

 日本は湿度が高いため、汗をかいても蒸発する速度が遅いので、暑いほど汗をかいても放熱効果が頭打ちになり、… こうなると、かきすぎた汗は水分と塩分やミネラルの損失でしかないので、日本の環境に適応すると汗が少なめになる。

汗の量は『能動汗腺』の数に依存!〜
180万~400万個と人種差が大きい事で知られている!・・・ 
 少ないロシア人で180万個、日本人:230万個、タイ人:242万個、フィリピン人280万個と日本人はアジア人の中でも少なめで、日本人は汗をかいても損する分の汗を出さないように最適化されている。
 この体質は副産物として、日本人の体臭を欧米人よりも少なくしている。

黒人やアラブ人は400万個に近く発汗が多い!〜、
極度に乾燥した地域で暮らす砂漠の民は汗をかくほど
            放熱できその為に発汗量が多い!・・・
この体質で日本にくると、汗をかいても放熱できずに熱中症になる。

日中の体温の変動は!〜、
日本人の方が欧米人よりも最高温度が0.1~0.3度ぐらい低い!・・・
欧米人は日中の最高体温が37度を超えることが普通で欧米の医学書では正常な体温の範囲を36.5〜37.5度としているが、・・・日本では36.6〜37.2度である(※腋の下に体温計を入れて測定)。

日本人は熱生産を少な目にして!〜、
熱帯でも最小の水分摂取で生きることが出来る!・・・
 地球温暖化時代に適応した民族だった。

 よく、昔の人は水を飲むとバテるから飲むなと言いましたが、元々は大陸で戦争をしている時に飲料水が十分に確保できなかった事への苦肉の策として、最小の水分摂取で戦闘を継続できるように厳しく管理した事に由来している。
 陸軍の方がまだマシで、海軍の場合は船に積まれている飲料水が限られているため、必然的に海軍軍人は厳しい節水を強いられた。
小中学校で軍事教練が行われていた戦前は当然のごとく体育教師が生徒に『水を飲むな』と言い続け、それが戦後も受け継がれた。

 日本人は生まれながらにして※チート級の熱中症耐性を持っていたために、厳しい水分制限をしてもなんとか乗り切れるが、これが悲劇を引き起こした。

悲劇とは!〜
第二次世界大戦での『バターン死の行進』である!・・・
日本軍は1日14kmぐらい歩くのは普通だと思っていた事が、熱帯のマニラでアメリカ人の捕虜を歩かせたら死屍累々になったのである。

 日本人は『軍の常識の違い』と言ったが、違ったのは人種民族による熱中症耐性だった。

死んだアメリカ軍捕虜の多くは!〜、
ニューメキシコ州の州兵出身で、雨が少なく乾燥している亜乾燥気候から
 乾燥気候や、大陸性、高山気候の地域で生まれ育った人達だった!・・・
つまり、高温多湿の熱帯性気候のフィリピンの気候には不慣れなアメリカ人の
      中でも熱中症耐性が低い人たちが死に至った。


 マニラで起きた死の行軍は、単純に強者と弱者を一緒にしたら弱者から死んでいっただけでであり、捕虜虐待ではなかった。 

 弱い国:

日本人とは逆に熱中症に弱い民族がフランス人!〜、
  2003年の熱波でフランスでは14,800人以上が死亡!・・・

当時のフランスの死者数は人口比でいえば日本の60倍あり、… その後、大規模な対策が取られたが、その後のも熱波がくる度に年間1000人以上が死亡している。

 人種、民族的にフランス人は熱中症に弱い傾向があり、… 大昔のナポレオン戦争でも多くのフランス軍兵士が行軍中に熱中症で大量に死亡している。
戦場が西欧諸国だった時は無敵のフランス軍も、エジプトやロシアに進軍すると熱中症で莫大な損害を被った。

 ロシアといえば寒いイメージが強いが!〜、
ナポレオンが侵攻を始めた6月から8月はロシア人も
      熱中症で倒れるほど暑くなる時期である!・・・

ナポレオン軍が熱中症で大損害を被ったスモレンクスのあたりの6~7月の日の出は
4時過ぎぐらいで日没は21時過ぎである。
17時間も夏の昼間が続いて、12時から14時ぐらいが最高気温になり、当時の記録では最高気温が37.5度となっていた。


 シャルル・ジョセフ・ミナードという学者が!〜、
ナポレオンのロシア遠征でフランス軍の損害と気温の関係を調べた研究!・・・
それによると、6月後半から8月にかけての暑さで、42万人のうち10万人規模の死者を出した!と記述されている。

 赤痢によって下痢で水分を失った体は!〜、
        熱中症と合併症になると確実に死に至る!・・・
こうなると、死因が赤痢なのか熱中症なのか?、判別がつかいないが、殆どが気温が高い夏場に死んで涼しくなると急速に減っている。
さらにトラホームによって失明する兵士の続出など、何重にも病気が襲って来たのが、ナポレオン軍は夏場に大損害を出した最大の要因である。

 ロシアには熱中症の※『妖怪ポルドーニツァ』というものがいるが、高緯度のロシアの夏は日照時間が長く、ロシア人も夏場は熱中症で倒れる為に、『ポルドーニツァに首を狩られる』と言って正午は外に出ない。
このためロシア語ではポルドーニツァは妖怪の名前であると同時に正午という意味もある。ポルドーニツァの存在を知らなかったフランス軍は日中も休まずに歩き続け、ナポレオンの兵士はポルドーニツァに首を狩られていった

 同じ時期にロシア軍は平気だったのかというと、さすが地元民だけあってフランス軍ほど大規模な熱中症患者は出していなかった。
熱中症でボロボロになったナポレオン軍は、冬将軍が来た時にはすでに15万人以下にまで減っていました。
冬将軍はとどめを刺しに来ただけかもしれません。ナポレオンはロシアの冬将軍の前に、すでに夏将軍によって大損害を被っていました。

※ 註:『妖怪ポルドーニツァ』


ポルドニッツア!~、
野原や麦畑を守護する日射病の化身!・・・
ロシア北部に棲み、野や麦畑を守護する女の精霊。
野や麦畑を荒らす者がいれば容赦なく懲らしめる。
ポルドニッツアは収穫時期には、農家の休み時間である昼頃に現れる。
その時間に働いている者は農家の決まりを守ってはいない!と見なし、彼等の頭や髪を掴んで働かないように激しく振り回した。また遊んでいる子供を迷子にさせる事もあった!と言われている。
白衣を着た若く美しい姿をしているが、妖婆という説もある。
 ポルドニッツアは日射病を妖精にした姿だ!と言われており、強い日差しと同じ様に頭痛は失神で人々を苦しめる事もあった。

 もしも、フランス人が日本人のように熱中症に強かったら!〜、
     ナポレオンはロシアに勝っていたかもしれない!・・・
フランス軍は第二次世界大戦後のインドシナ戦争でも熱中症患者を大量に出しています、フランス人は基本的に熱帯で活動できないようです。

 国際結婚される方は!〜、
伴侶の熱中症耐性が
    自分と同じだと思わないようにご注意ください!・・・


► 老人になると暑さに弱くなる:

日本人は、過酷な夏でも他の民族よりも!〜、
最小のインフラと装備で活動できるので、
       地球温暖化時代こそ優位に立てる!・・・

 しかし、近年になって死者が増えている背景には高齢化がある。
厚生労働省の統計によると!〜、
   日本人の熱中症による死者は高齢者に偏っている!・・・
若い年代が熱中症で死ぬことは滅多になく、… 65歳以上が常に80%前後を占めている。 年齢を40歳以上にまで下げると98%を占めており若い世代は滅多に熱中症で死に至る事はない。 然し、若いうちは平気だった人も40歳を過ぎたら熱中症に注意しましょう。
 やたら強い熱中症に強い日本人でも40代を過ぎると危険である。
いくら食べても太らない人が40歳を境に急激にいなくなるのと同じで、熱中症に強い人も40歳を境に弱くなっていきます。若いころ大丈夫だったからと言って過信するには禁物である。


 参考資料:

ナポレオンのロシア侵攻の兵と気温(Wikipedia)

 1812年から1813年のロシア遠征におけるフランス軍兵士の連続した損失を表したサンキー・ダイアグラム図。1869年11月20日にシャルル・ジョセフ・ミナードによって作成された。気温がレオミュール度表記で分かりにくいので赤字で摂氏を追加。

 兵士の数は1万人ごとに1ミリメートルの割合で色付きのゾーンの幅で表されます。左から右へ時間と移動距離が流れていきます。茶色はロシアに進軍した兵士の数、黒は撤退した帰りの兵士の数。

                                            


 日本人の体質が熱中症に他の民族より強かったとは驚きでした!。

 熱中症の耐性が幼少期に体験した気候に依存する!・・・

 日本人は狭い日本列島の環境で交配されてき為、
   熱中症に弱い遺伝子が淘汰され強い遺伝子が
         生き残った可能性!・・・

ブログ管理人は遺伝子の専門家ではないので判定を下す事は出来ませんが、十分に納得できる推論です。

旧日本軍の頑強、精強さの秘密は、勿論戦前の教育に依って精神的な強靭さが培われた事もありますが、それに加えて熱中症に強かった事は新鮮であり納得できました。

参考文献:
地球温暖化時代を生き残るのは日本人だった! 我々がもつチート級の熱中症耐性、「バターン死の行進」真相も…天才・亜留間次郎が解説
https://tocana.jp/2021/07/post_212653_entry.html


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