2021年7月13日火曜日

台湾問題でヘニャヘニャと軟化するバイデン政権 予想通り地金が出てきた!

2013年、訪中して習近平国家主席と会談したバイデン米副大統領(当時)バイデン大統領と支那共産党の親玉/習近平との腐れ縁は今も健在。

米軍高官とバイデン政権/政府高官は!〜、
『支那の6年以内台湾武力攻撃』説を取り下げた!・・・

それだけでなく!〜、
 台湾独立を支持しない!・・・
 支那共産党政権/習近平との平和共存!・・・
        をさえ唱え始めた
その背景に何があるのか?麻生発言にも言及して考察する。

► 中国による台湾攻撃の警戒レベルを下げている米国:


今年3月9日、インド太平洋軍の
    フィリップ・デービッドソン前司令官は!〜、
米議会公聴会で、『支那は6年以内に台湾を武力攻撃する』と
          指摘した!・・・

6月17日、マーク・ミリー統合参謀本部議長は!〜、
米議会下院軍事委員会の公聴会で『近い将来に台湾武力侵攻が起きる可能性は低い』と述べ、6月23日になると、さらに一歩進んで『支那が台湾に2年以内に軍事侵攻する兆候は、現時点ではない』との見解を披露した!・・・

なぜ同じ米軍高官が支那にたいしてトーンダウンしたのかに関して、ミリー議長は
以下のような苦しい弁明をしている。

✦ ❮❮ デービッドソン等が言ったのは、『台湾侵攻のための能力向上を、
  支那が2027年に向けて加速している』という意味で、2021年から数えれば
  6年という事を指しており、… 少なくとも近い将来、まあ、ここ1,2年の
  間と言ってもいいかもしれませんが、支那がいきなり何かを決意して
            行動することはないでしょう!❯❯、・・・

弁明は、❝❝ 目下の処、支那
には台湾侵攻の意図はない!❞❞ と言ったことになる。

マーク・ミリー統合参謀本部議長の証言が6月17日、23日であることを考えると、もう一つ、別の風景が見えてくる。

すなわち、デービッドソンの『6年以内台湾攻撃』説は、6月11~13日にイギリスのコーンウォールで開催されたG7首脳会議(サミット)の共同声明を睨んで発せられたものであり、それが終わってしまえば、あとは『習近平と仲良く』という方向に早くも向かっているようである。

► 台湾独立を支持しない!支那に対する負けを認めた米国:


カート・キャンベル米国家安全保障会議・
        インド太平洋調整官:

7月6日、アジア協会(Asia Society)シンクタンクにおける講演で!〜、
 米国は支那と平和的に共存できる!・・・
 台湾の独立を支持しない!・・・
述べた事の真意は?今後の米国(バイデン大統領)の動向は要注意である。

キャンベルの主張のいくつかを抜粋して列記すると!〜

 支那が主張する『一つの支那』を認め、その枠内でのみ、
       台湾との『力強い非公式関係』を支持する!・・・
 常軌を逸した主張、支離滅裂である。『一つの支那』を認める事は支那の武力支配を認めた事になる。此の枠内でどうして、台湾との力強い非公式関係を続けられるのか?こんな逝かれた人物が米国家安全保障会議・インド太平洋の政策調整官に収まっているのでは、アジアの安全保障は、平和はたもたれないでしょう。

■ 中支那共産党政権/習近平はますます自信を付けている。
 自信をを持つと世界制覇の牙が研かれ世界は不安定!となる、自信を付けさせない事が米国本来の役目である事をキャンベル忘れている。此のような事は絶対に言ってはならな事である。
  
■ 現在の米中関係は冷戦の枠組みではなく、あくまでも競争関係だ!・・・
  競争関係?あほかぁ!〜、ガキの運動会ではないのだ。軍事力を誇示して周辺国を挑発、恫喝し呑食を続けている支那が米国と競争関係だ!とは呆れて物が言えない。

■ アメリカはアジアにおいて強大な地位を持っているが、
  しかしこの地位は既に滑り落ちており、米国は危機に面しているので、
  アジアに全面的に大量投資していかなければならない!・・・
 この主張も支離滅裂で、意味を為してはいません!。大量投資?とは何ぞや?。
株式、不動産投資ではあるまいし、安全保障のへの投資は支那包囲網であることを肝に銘じるべきである。

■ アメリカの課題は、支那にチャンスを与えると同時に、
 支那が『平和と安定の維持に反する行動』を取った場合に対応する
         戦略を打ち出すことだ!・・・
どんなチャンスを米国は支那与えるのだろうか?
オバマ政権時代に支那が地球上の全ての生き物の存続を危険に晒す怪物になった支那共産党。この二の舞をえんじるのか?支那平和の安定に反する行動、…  すなわち台湾や日本・沖縄侵略を起こした場合は既に手遅れである。キャンベルは支那共産党が利するばかりの主張をし続けている。

■ バイデン政権の今年の焦点は、
       国内の復興、ワクチン、同盟国との関係にある!・・・

何ということだ。
これではまるで支那に対する負けを認めたようなものではないか。


特に最後の「バイデン政権の今年の焦点は、国内の復興、ワクチン、同盟国との関係にある」は、これまで私が疑問を呈してきた「バイデン政権の対中強硬策」が、やはり「虚勢」であったことを示唆する。

► 不可解な動き バイデンは習近平との会談を準備しているのか?

何故、アメリカは台湾を変動要素して!〜、
   支那に対する強硬レベルを下げていくのか?・・・
その解答は、やはり上述のキャンベル演説に垣間見られる。
 キャンベルは同じ講演で、『習近平とバイデンの初の会談は10月のG20サミットという可能性はあるか』との質問に対して『私の予想では、そう遠くないうちに何らかの関わりを持つことになるでしょう』と明言している。

つまり、バイデンは、
習近平との会談を実行するために
     環境づくりを準備しているのが明白である!・・・

6月のG7サミットの後に、バイデンはロシアのプーチンと対面で会談したが、その直後にホワイトハウスは、バイデンと習近平との会談が『あるかもしれない』
と、その可能性を示唆していた。
これは習近平に対して、『私は決してあなた(習近平)に対抗するためにプーチンに会ったわけではないので、誤解しないでね!』というシグナルを発したという意味合いを持つ。

マーク・ミリー統合参謀本部議長対支那姿勢の軟化に続く、キャンベルのこの講演は、『バイデンvs.習近平』会談の環境づくりの一環だと位置づけるのが尤も妥当であるだろう。

キャンベルは講演で、年内に日米豪印の4首脳会談(クワッド)実現の可能性にも触れたが、トランプ支持派に責められない為ガス抜きであり真意は別にあるのは明白なった。

► 中支那共産党政権/習近平の反応:

キャンベル発言に対する支那外交部の発言は!〜、
    当然穏やかで歓迎的なムードになっている!・・・
外交部ウェブサイトに載せている報道官(汪文斌)の表情からも支那の歓迎ぶりが伺える。
  


汪報道官は!〜、
鳳凰衛星の記者の質問に対して、以下のように答えている!・・・

● 米支関係についてだが、支那は誰かの施しを受けて発展してきたわけでなく、
 あくまでも支那人民の奮闘がもたらした結果だ。米国が支那に対して
 合理的かつ実務的な政策を採用し、協力に重点を置き、相違点を調整し、
 支米関係の健全で安定した発展を促進することを期待する。
 ※ 台湾問題に対する支那の立場は、一貫しており明確だ。 
 世界には『一つの支那』しかない。台湾は支那の不可分の領土だ。
 『一つの支那』原則は支米関係の政治的基盤である!・・・

 支那は米国が、支米関係と台湾海峡の平和と安定を損なわないよう求める。  

 報道官は台湾問題に触れた後、習近平が建党百年演説で述べた主張を、第一から第四までとして、滔々と述べた。これらは明らかにキャンベルが言った『支那はますます自信を付けてきた』に対する『証拠』として列挙したと解釈できる。

► 麻生発言『台湾有事なら日米で防衛』

7月5日、麻生財務大臣兼副総理は講演で!〜、
『台湾で大きな問題が起きれば、存立危機事態に関係する』として、
  『日米で台湾を防衛しなければならない』と語った!・・・

 『台湾有事』は『日本有事』と受け止めるべきで、この時にこそ日米安全保障条約の下に日本はアメリカと共に戦わなければならないということになる。

 これに対する支那外交部の反応は激しいもので、戦狼性の高い趙立堅報道官が眉間にしわを寄せて「強烈な不満」を表明し『断固反対!』と声を荒げた。

 キャンベルが『支那とは平和的共存』をすべきで『台湾独立を支持しない』と
驚愕的な講演をしたのは、麻生発言の直後のことだ。これでは日本は梯子を外されたような格好ではないか。

 バイデン政権の『対支那強硬政策の本気度』を!〜、
慎重に見極めなければならないときが来たようである!・・・

マーク・ミリー統合参謀本部議長、カート・キャンベル米国家安全保障会議・インド太平洋調整官の一連の発言で、バイデン政権の
対支那強行政策がまやかしである!、との印象が更に色濃くなった。

アジアの平和と安定がバイデン政権と支那共産党政権/習近平に依って破壊される可能性が日毎に強まっている。
全く、とんでももないクズが米大統領になったものである。

参考文献:
「バイデン・習近平」会談への準備か?──台湾問題で軟化するアメリカ

https://news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/20210710-00247252/


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