2023年11月24日金曜日

EV神話《ガソリン車給油より割安》 充電価格の高騰で崩壊!・・・

■【EV充電代、薄れるお得感 
        「急速」多用なら給油代超えも】:
日本経済新聞(2023年11月21日 )配信:

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC221CM0S3A021C2000000/


電気自動車(EV)の割安感が薄れつつある。
 電気料金の高騰で!〜、
充電サービスの値上げが相次いでいる!・・・
 自宅などに設置した充電器による「基礎充電」を前提にすれば、まだお得感は健在だが、街中にある急速充電器を多用すると充電代がガソリン車の給油代を多くのケースで上回る。



■ 電気代高騰が直撃:

EVはもうやめた――。関東に住む60代男性は最近、愛用するEVに見切りをつけ、手放す決断をした。乗り換え先に選んだのは燃費の良いハイブリッド車。電気代高騰に伴う充電料金の値上がりを受けコスパを優先したという。

ガソリン車とEV、どっちがお得か。日産自動車のEVで多目的スポーツ車(SUV)の「アリア B6」を例に検討してみた。アリアは日本で約1万台が売れている。電池容量は66キロワット時、満充電時の航続距離は470キロメートル(WLTCモード)だ。


大前提として、自宅充電ができるならEVがお得だ。
全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気料金の目安単価は1キロワット時あたり31円。アリアを充電残量10%から80%へ回復させる充電代は1430円ほどですむ。

一方、ガソリン代はどうか。70%分と同じ走行距離329キロメートルに必要なガソリンを給油すると2.3倍の3240円になる。
 新車全体の平均燃費が1リットルあたり17.6キロメートル(20年度、WLTCモード相当)、足元のガソリン価格水準(1リットル173.4円)から計算した。仮に燃費40キロメートルであってもEVに優位性がある。

問題はマンション住まいなどで自宅充電できないEV利用者だ。
 東京都中央区のタワーマンションに住み、日産の普通車EVに乗る60代男性は「充電設備はあるが、管理室で予約するのが面倒だ。買い物ついでに外で充電している」と話す。

近隣に充電施設があっても充電時間が長いのは困る。
 ガソリンの給油はおおむね5分以内に終わるが、日産アリアを普通充電すると約720分かかる。家で一晩コンセントに挿せば十分だが、外出時は時短が求められる。

頼みの綱が急速充電だ。自宅用の15倍の性能(90キロワット)で充電すれば約45分ですむ。

■ 急速充電サービス、相次ぎ値上げ:

然し、急速充電の料金が上がっている。
 各社の急速充電プランの多くは基本的に、月額料金に充電料金が充電量に応じて加算される。これまで、EVの需要拡大を優先し、各社は充電料金を割安で提供してきていた。

電気料金の上昇に伴い日産は、3年契約を条件に割安で提供してきた充電プランを8月末で廃止。
 国内の急速充電器を手掛けるイーモビリティパワー(東京・港)も
7月に一部のプランで充電単価を6割超値上げした。

イーモビリティパワーや日産のプランで急速充電した場合、月額料金が発生する分、月間の走行距離が短いとガソリン代より高くなる。

テスラ車用の急速充電「スーパーチャージャー」の料金も数回値上がりした。テスラ「モデルY」は15分以内で最大261キロメートル分を充電できる。料金は3750円と試算でき、ガソリンでは同距離分は2570円ですむ。


ガソリン代と比べたお得感を追求するのが難しくなれば、他の優位性を打ち出す必要がある。例えば、再生可能エネルギー100%の電気は付加価値になる。蓄電池事業のパワーエックス(東京・港)は1キロワット時105円の充電プランを始めた。
 「月額の固定料金がなく月毎の充電ニーズに対応できる」(同社)のも強みだ。急速充電料金を商業施設が集客のため安く設定したり、自治体が無料で融通したりする例もある。

自宅充電ができなくても、勤務先や外出先などでの普通充電が可能なら、ガソリン車以下のコスパは実現できる。ただ、現在のガソリン価格は抑制策の結果で、補助金がなければ1リットル200円の水準になる。政府のエネルギー代の支援のあり方がEV普及を左右する。

■ 急速充電、設置コスト高く 政府は30万口目標:

電気自動車(EV)向け充電設備は急速に広がる。
 経済産業省は2030年までに30万口に増やす計画を掲げている。このうち急速充電器は3万口が目標だ。急速充電の速さを決める出力は現在の平均40キロワットから80キロワットへの引き上げを目指す。



ただ充電事業者からは「高出力の急速充電器ほどコストがかかり、採算を取るには、料金を高くする必要がある」との声があがる。高速道路のサービスエリアなどの設置でも、大半は稼働率が10%に満たない。充電インフラの持続可能性に課題がある。

急速充電の多用は禁物との指摘もある。名古屋大学の佐藤登客員教授は「電池が劣化する要因になりうる」と話す。普通充電との併用が費用面でも電池の寿命にも最適解になりそうだ。


■ 走る蓄電池」、災害時に活躍:

電気自動車(EV)は、家庭電源として使う「ビークル・ツー・ホーム(V2H)」が可能だ。例えば、自宅の太陽光パネル由来の電気をEVにため、自宅の照明や家電を動かせる。
 安い夜間電力で夜中にEV充電すれば、日中に使う家の電力をEVから供給することもできる。災害時には「走る蓄電池」として非常用電源としても使える。

                                     


まずは、EV車のデメリットを指摘する!〜、
    動画を御覧ください!!・・・


日経新聞はEV車の充電料ばかりに的を絞って記事を配信していますが、根底にある問題を意図的に避けている観があり、日経独特の誘導報道です。
 まるで充電量だけが問題、何れは解決でき、EV車が主流!となる言わんばかりで偏向記事と言わざる得ません。

■ よく指摘されるEV車のデメリット7つ:

● 1)  車両価格が高い!・・・
● 2)  車種が少ない!・・・
● 3)航続距離が短い!・・・
● 4)充電時間に時間が掛かる!・・・
●   5)充電場所が少ない!・・・
●   6)バッテリーが劣化、交換に金がかかりすぎる!・・・
● 7)リセールバリュウーが低い!・・・

 EVオーナーに聞く:
   実際に乗ってみてどうだったのか?

● 購入前に心配したのは『走行距離の短さ!・・・
● 乗って感じたオーナーの声『外充電の待ち時間』!・・・

■ 深刻な問題がEV化の流れで惹起される:

★ 廃バッテリー対応策の
      遅れで環境問題が増幅する!・・・

 発電による二酸化炭素排出量!・・・

 電気自動車の電力を、火力発電が全電力の
  65%以上を占めている日本では欧州の様にならず
     逆にCOが増える懸念!・・・

EVは実はエコではないこと。EVの電気の多くは火力発電によって賄われているから。第二に、電池が劣化した際に交換が必要で、そのコストが莫大(ばくだい)であること。第三に、最も重要なこととして電池による汚染が非常に深刻ということ。現在のところ、エコな方法で完全に電池を分解できる国はない。

これら深刻な課題を抱えているEV車を、さも充電だけが問題だ!のような記事を配信するゴミ新聞の日経はお粗末!の一言があるのみです。











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