https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/spnoriko/2022/01/post-9_3.php
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「ウェルネス・ヘブン」は、2006年に開始したウェルネスホテルガイド。ドイツ、オーストリア、イタリア、モルディブのホテルを中心にヨーロッパとアジアのウェルネスホテルの格付けを行っている。
この調査はコロナ禍前の2019年9月から10月にかけて実施した。4つ星セグメントでは634人、5つ星セグメントでは523人のホテルマンにインタビューした。調査方法は、選択回答がランダムに提示され、複数回答を選択できるアンケート方式で集計した。
いずれにせよ、コロナ禍により人々の価値観が大きく変わった。次回のホテル滞在では自宅では得られない非日常な空間を楽しみ、現地でしか体感できない思い出を持ち帰りたいものだ。
こうして各国のホテル関係者からの報告を見ると、国籍別により分化した姿が浮かび上がってくる。
例えば、ドイツのホテル客は、かなり退屈な窃盗行動をしていることが判明した。タオルやバスローブの他に、主にアメニティと、他国と比べて控えめ?だ。
オーストリア人は、ドイツ人に比べてもっと快楽主義的。食器類やコーヒーメーカ
が盗難のトップにあがっている。コーヒーセットや食器類が何セットあっても満足しないらしい。
イタリア人はホテルのお土産?にワイングラスを好み、スイス人はドライヤーを好む。
一方フランス人はもっと派手なものを盗む。テレビとリモコンを持ち帰る回数が圧倒的に多い。
なかでも電球とトイレットペーパーがお気に入り。コロナ禍以前からオランダ人の多くは、キャンピングカーで頻繁に旅行に出かけていた。宿泊費用を抑えて、その代わりに何度も旅に出る人が多いことから、日用品をお持ち帰りするようだ。
特に5つ星ホテルの富裕層の間では、高品質の一品を、率直に言えば「強欲は善」をモットーに掲げ、お持ち帰り品を選んでいるらしい。
例えば、5つ星ホテルは、4つ星ホテルに比べて高品質のテレビを盗まれる確率が9倍も高い。同様に、美術品も5つ星ホテルでは垂涎の的だ(4つ星ホテル盗難比5.5倍)。
また、タブレットPCやマットレスの盗難も目立つ。高価格帯の客室に置かれていることが多いタブレットPCは、4つ星ホテルに比べて8.2倍も盗難に遭いやすいといい、高級志向の旅行者の間で人気のお土産?となっている。
さらに高価な高級マットレス(その多くは数千ユーロの相当額)は、運搬できないだろうと思うなかれ、盗難リスクは、4つ星ホテル比で8.1倍にもなる。また羽毛布団を手に入れて、自宅でホテルの思い出に浸る睡眠体験をしたいと考える客もいるようだ。
しかし、どうやってかさばる荷物を気づかれないようにホテルの外に運び出すかは謎のままだ。「おそらく、地下駐車場に直結するエレベーターで夜中にこっそり運搬するのだろう」とホテルマン。
近年人気急上昇中のカプセル式コーヒーメーカーも、4つ星ホテル比で、盗難率は5倍以上も高い。
これに対して4つ星ホテルの宿泊者が好んで持ち帰るのは、往々にして持ち運び安いもので、タオルやハンガーが人気。5つ星ホテルの3倍から5倍の盗難率だそう。トイレットペーパーの盗難に関する個々のホテル経営者からの報告では、もっぱら4つ星ホテルで頻繁に持ち帰られる品だという。
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この調査はコロナ禍前の2019年9月から10月にかけて実施した。4つ星セグメントでは634人、5つ星セグメントでは523人のホテルマンにインタビューした。調査方法は、選択回答がランダムに提示され、複数回答を選択できるアンケート方式で集計した。
いずれにせよ、コロナ禍により人々の価値観が大きく変わった。次回のホテル滞在では自宅では得られない非日常な空間を楽しみ、現地でしか体感できない思い出を持ち帰りたいものだ。
ホテルに宿泊して無断で客が持ち帰る備品!~、
金額にしてどのくらいの被害がありのか?!・・・
知りたいものです。
矢張り、客が何気ななく持ち帰るのはタオルなどが圧倒的に多いのでしょう。
然し、PCを持ち帰るとは、スマホの時代にPCなど見向きもしないのでは?と思えますが。それにホテル側が簡単にPCを貸し出すか?疑問です。
剛の者は、マットレスを持ち帰ると大胆にも程がある。
5つ星のホテルは高級品が置かれているので、4つ星のホテル比では8.1倍とは、高級ホテルの宿泊客は星の数に比例しないようです。
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