資産運用会社「MRIインターナショナル」(本社・米ラスベガス)が多額の出資金を消失させたとされる問題で、米証券取引委員会(SEC)が出資金詐欺だと判断し、同社の資産凍結に動いた。SECは26日、資金返還などを求める提訴を発表。日本の投資家から集めた多額の資産が社長の個人的な生活を支えるために流用されていたとみて、調査を急いでいる。
■すでに売却、調査協力拒否
ロサンゼルス郊外のビバリーヒルズは米国随一の高級住宅街だ。この一角に建つ邸宅はMRIの関連会社名義で登記されているが、SECは実質的に同社のエドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長が所有していたとみている。
豪華な内装の邸内にはベッドルームが五つ。専用ジムやワインセラーも備えられている。仲介した不動産業者によると、前の所有者は映画俳優ジャッキー・チェンさんだったという。
ネバダ州の連邦裁判所に提出された同社元従業員の証言によると、ラスベガスやハワイにも家を持つフジナガ社長がビバリーヒルズの邸宅を利用したのは年に1、2回で、それも3、4泊する程度だった。
SECの申し立てを受けて裁判所は今月、MRI社や関連会社の資産を暫定的に凍結する処分を出した。しかしこの邸宅は8月に数百万ドルで売却されており、MRI側が既に資産処分に動いていた可能性もある。
SECは、フジナガ社長が別の関連会社にもMRIの資金を流用し、クレジットカードの支払いにあてたり、高級車を購入したりしたとしている。離婚した妻への慰謝料や子どもの養育費などとしても毎月2万5千ドル(約250万円)を支出していたという。
一方、今年に入り資金消失疑惑が持ち上がると、調査への協力は拒んできた。SECは3月に関係文書を廃棄しないよう命令を出したが、その数週間後にはシュレッダー業者のトラックがMRIから文書を受け取った。ある職員が文書の廃棄を止めようとしたところ、フジナガ社長は「何を気にしているのだ」と言い、解雇したという。
フジナガ社長はその後も病気や弁護人の交代を理由にSECの聴取に応じず、求められた文書を提出していないという。
(ニューヨーク=中井大助)
■早期回収を期待 弁護団
SECの発表を受け、MRI被害弁護団は27日、東京都内で記者会見を開いた。
山口広・弁護団長はSECの申し立てを「資産凍結だけでなく、証拠開示や文書破棄禁止など広範囲にわたり、しかも強力に求めている」と評価。そのうえで「SECが解明した銀行口座の情報などをもとに差し押さえが進むことで、被害金の回収が想定よりも早く、確実に進められると期待している。弁護団もこの動きをバックアップしていきたい」と語った。
■MRIインターナショナルを巡るSECの主な調査結果
・1998年以降、日本を中心に8千人以上から8億1300万ドル(約805億円)の出資金を集めた
・出資者に対し虚偽の情報を提示。資金は実際には運用せず、集めたお金から元金と配当を支払う自転車操業を続けた。2011年には行き詰まっていた
・フジナガ社長は自らの生活を支えるため資金の一部を流用
・調査に協力せず、証拠隠滅を図ろうとした
朝日新聞デジタル(2013年9月28日)
筆者考:
MRIインターナショナル(MRI INTERNATIONAL,INC.)
アメリカネバダ州ラスベガス郊外の住宅地に本社を置く資産運用会社である。 金融商品取引業者関東財務局長(金商)第1881号(金融庁により取消処分)。
米国本社:5330 South Durango Drive Las Vegas, Nevada 89113
旧米国本社: アメリカ合衆国ネバタ州カーソン市スウィート3ジ―ネルドライブ251(移転済)
日本支店(顧客サポートセンター):東京都千代田区永田町2-14-3 赤坂東急ビル6D(閉鎖)
旧日本支店:東京都千代田区麹町2丁目14番7号麹町パレス905(移転済)
概要
1998年7月設立。アメリカの医療機関が保険会社に診療報酬を請求する権利(診療報酬請求債権)などを買い取って回収する「MARS投資」というファクタリング事業で運用しているとし、元本確保型で年利6.0〜8.5%での運用が可能であると宣伝していたアメリカに本社があり資産の運用を行っており、日本には支店登記はされているものの日本法人は存在せず、単に顧客サービスセンターがあるだけで金融庁にも米国法人として第二種金融事業者として登録されていた。
運用資金の大半は日本だけで集められ!・・・約8700人の顧客から約1365億円の投資を受けていると公表。複数の日本の経済雑誌に広告を掲載し、サントリーホールで東京交響楽団による東日本大震災支援を訴えるハートフルコンサートを開催するなど、社会的信用を高める姿勢を示し、安定的な投資先であることを宣伝していた。2011年以降は、顧客情報誌『VIMO』の表紙を日本の各界の著名人が賑わし、インタビュー記事などで顧客を集めていた。
証券取引等監視委員会によると、MRIインターナショナルは日本語のウェブサイトでは「資本金2億851万ドル」と公表し、同様に関東財務局に提出していた事業報告書にも「資本金181億円」と記載していたが、・・・アメリカでは資本金ゼロの赤字企業として税務申告されていた。
✥筆者註⇒“ファクタリング (factoring)” とは、他人が有する売掛債権を買い取って、その債権の回収を行う金融サービスを指す。
事件のこれまでの経緯 :
2013年4月26日、証券取引等監視委員会による行政処分勧告 ⇒⇒ 2013年4月26日、金融庁による第二種金融商品取引業の登録取り消し処分及び業務改善命令 ⇒⇒ 2013年4月26日、証券取引等監視委員会による行政処分勧告 ⇒⇒ 2013年4月26日、金融庁による第二種金融商品取引業の登録取り消し処分及び業務改善命令 ⇒⇒ 2013年5月8日、MRI被害弁護団が記者会見 ⇒⇒ 2013年5月15日、MRIインターナショナルは金融庁の業務改善命令に対し「事実認定を争う」との声明を出し、予定期日に従い一部清算に応じるなどとした。⇒⇒ 2013年5月20日 MRI被害弁護団が5月15日付けの同社プレスリリース宛に反論声明 ⇒⇒ 2013年5月20日、MRI被害弁護団が5月15日付けの同社プレスリリース宛に反論声明 ⇒⇒ 2013年6月4日 関東財務局に提出した事業報告書の内容が明らかになった。 ⇒⇒ 2013年6月10日 MRI被害弁護団は民事訴訟を提起 ⇒⇒ 2013年6月19日 東京地裁がMRIインターナショナル日本支社関係者が所有する都内と福岡県内のマンション4室について仮差し押さえを決定 ⇒⇒ 2013年7月1日 エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長の刑事責任追及などを求め、出資者3312人が署名した要望書を警察庁と金融庁などに提出 ⇒⇒ 2013年7月5日 被害弁護団がMRI INTERNATIONAL,INC.、エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長や同社幹部を相手取り、約8700人の顧客が出資した計約1300億円全額の返還を求めてネバダ州の連邦地裁にクラスアクションでの集団訴訟を起こした。 ⇒⇒ 2013年7月16日 顧客9人がMRI INTERNATIONAL,INC.に計約7200万円の返還を求めた訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁(宮坂昌利裁判長)で開かれ、MRI INTERNATIONAL,INC.側は争う姿勢を示した上で「一切の紛争については米ネバダ州裁判所を専属的合意管轄裁判所とすると契約書で定めてある」として、訴えを退けるよう求めた。 ⇒⇒ 2013年7月16日 米国の裁判所から訴状に記載された根拠を提出してくださいとの回答が出された。 ⇒⇒ 2013年7月23日 MRI INTERNATIONAL,INC.よりエドウィン・ヨシヒロ・フジナガ名で各個人投資家向けにEメール又は郵送により、詐欺行為は行われておらず現在もMARSの購入と回収を続けていると反論し裁判で金融庁の決定に反対していく旨の声明が発送 ⇒⇒ 2013年7月25日 MRI被害弁護団は、出資者向けに送信されたフジナガ名義のメールについて弁護団声明を発表し、その中で現存するMRIの財産を費消し隠匿する時間稼ぎをする目的の言動であるとしか考えられないと反論 ⇒⇒ 2013年8月23日 米国連邦地裁に対して、社長であるエドウィン・ヨシヒロ・フジナガの元秘書の証言として2013年3月頃社内文書が処分され、やめるように進言したところ解雇された内容を提出した。弁護団はMRI INTERNATIONAL,INC.が証拠隠滅をはかったものとして見ているが、MRI INTERNATIONAL,INC.側の弁護士は「女性がMRIを辞めたのは事実だが、証言は不正確。証拠隠滅はしていない」と強く否定 ⇒⇒ 2013年9月26日 資産運用会社「MRIインターナショナル」(本社・米ラスベガス)が多額の出資金を消失させたとされる問題で、米証券取引委員会(SEC)が出資金詐欺だと判断し、同社の資産凍結に動いた。 2013年5月8日、MRI被害弁護団が記者会見 ⇒⇒ 2013年5月15日、MRIインターナショナルは金融庁の業務改善命令に対し「事実認定を争う」との声明を出し、予定期日に従い一部清算に応じるなどとした。⇒⇒ 2013年6月4日 関東財務局に提出した事業報告書の内容が明らかになった。 ⇒⇒ 2013年6月19日 東京地裁がMRIインターナショナル日本支社関係者が所有する都内と福岡県内のマンション4室について仮差し押さえを決定 ⇒⇒ 2013年7月1日 エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長の刑事責任追及などを求め、出資者3312人が署名した要望書を警察庁と金融庁などに提出 ⇒⇒ 2013年7月5日 被害弁護団がMRI INTERNATIONAL,INC.、エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長や同社幹部を相手取り、約8700人の顧客が出資した計約1300億円全額の返還を求めてネバダ州の連邦地裁にクラスアクションでの集団訴訟を起こした。 ⇒⇒ 2013年7月16日 顧客9人がMRI INTERNATIONAL,INC.に計約7200万円の返還を求めた訴訟の第1回口頭弁論が東京地裁(宮坂昌利裁判長)で開かれ、MRI INTERNATIONAL,INC.側は争う姿勢を示した上で「一切の紛争については米ネバダ州裁判所を専属的合意管轄裁判所とすると契約書で定めてある」として、訴えを退けるよう求めた。 ⇒⇒ 2013年7月16日 米国の裁判所から訴状に記載された根拠を提出してくださいとの回答が出された。 ⇒⇒ 2013年7月23日 MRI INTERNATIONAL,INC.よりエドウィン・ヨシヒロ・フジナガ名で各個人投資家向けにEメール又は郵送により、詐欺行為は行われておらず現在もMARSの購入と回収を続けていると反論し裁判で金融庁の決定に反対していく旨の声明が発送 ⇒⇒ 2013年7月25日 MRI被害弁護団は、出資者向けに送信されたフジナガ名義のメールについて弁護団声明を発表し、その中で現存するMRIの財産を費消し隠匿する時間稼ぎをする目的の言動であるとしか考えられないと反論 ⇒⇒ 2013年8月1日 MRI INTERNATIONAL,INC.よりエドウィン・ヨシヒロ・フジナガ名で各個人投資家向けにEメールが送信され、現在もMARSの購入と回収を続けていると反論しその証拠として金融庁に提出した「現在弊社は2011年以降診療報酬請求債権(MARS)を購入していないという誤った報告書を修正したい旨の要望書」を添付 ⇒⇒ 2013年8月23日 米国連邦地裁に対して、社長であるエドウィン・ヨシヒロ・フジナガの元秘書の証言として2013年3月頃社内文書が処分され、やめるように進言したところ解雇された内容を提出した。弁護団はMRI INTERNATIONAL,INC.が証拠隠滅をはかったものとして見ているが、MRI INTERNATIONAL,INC.側の弁護士は「女性がMRIを辞めたのは事実だが、証言は不正確。証拠隠滅はしていない」と強く否定 ⇒⇒ 2013年9月26日 資産運用会社「MRIインターナショナル」(本社・米ラスベガス)が多額の出資金を消失させたとされる問題で、米証券取引委員会(SEC)が出資金詐欺だと判断し、同社の資産凍結に動いた。ウイキペディア引用
“MRI 日本の投資家から1300億円集めて1人で使いまくった社長フジナガ!”
エドウィン・ヨシヒロ・フジナガ:(Fujinaga, Edwin Yoshihiro、1946年生まれ、元ハワイ州在住、現在ネバダ州在住)アメリカ法人 MRI INTERNATIONAL,INC.米国本社の唯一のPRESIDENT(社長)。実質的に一人ですべての資産管理をしていたとされる。アメリカの国税当局であるIRS(内国歳入庁)から調査を受けて差し止め請求の裁判を起こしている。
経歴不詳で謎!としか言いようがない人物である、これ程までの巨額な出資金を集めるのは強力な背景(社会的な位置に身を置く重要なで影響力のある人間/金融機関/弁護士/証券会社)があった!と考察できる。 少数の人間でしかも運営金、資産管理をエドウィン・ヨシヒロ・フジナガ社長が一人勝手に流用して己の欲望の赴く侭で、湯水の如く投資家から巻き上げた金を浪費していたとは!驚愕するばかりで言葉がありません!。
日米両国の悪徳弁護士、詐欺師、会計士の禿たか連中が暗躍し!・・・、日本の欲に釣られた特に高年者層がMRIインターナショナルの高利回りに眼が眩み哀れな餌食!となったようです。其れにしてもこれ程までの巨額な金が意図も簡単に集まるとは、
以下に列記されている人物はMRIインターナショナルに関わった者達であり、胡散臭い日系米人や支那人と思われるのが名をつらねている。
リチャード・ヒロユキ・シンタク: MRI INTERNATIONAL,INC.米国本社 の元CIO(最高情報責任者)。海外担当副社長として在任時は日本支店とのつなぎ役になっていたが既に死亡。
ウォルター・ナガサコ:MRI INTERNATIONAL,INC.米国本社の監査役
シュー・リン・ラン:(SHIU LING LAM) MRI INTERNATIONAL,INC.米国本社の海外投資担当。カナダ生まれの中国系アメリカ人
ユキ・グリーソン:(YUKI GLEASON) MRI INTERNATIONAL,INC.米国本社の海外投資担当アシスタント。
クマサワ・マユミ:(Kumasawa Mayumi)[[MRI INTERNATIONAL,INC.米国本社の日本人顧客ツアー担当。
コバヤシ・リョウタ (Kobayashi Ryota): MRI INTERNATIONAL,INC.米国本社の日本人顧客ツアー担当。既に退職。
以上、ウイキぺディ引用
何れにしても、騙す者、騙される者!、日本を草刈場として魑魅魍魎が跋扈する!・・・。
金に執着する業の深さに溺れる人間があまりにも多い日本!、・・・
カナダの辺鄙な片田舎で清貧に身を置き自給自足に限りなく近い日々を送り、2年に一度の訪日を楽しみに、また日本国の再生を楽しみにしている筆者にとり!、・・・日本国の現状は異次元の世界です。