2013年8月26日月曜日

防衛省:陸自機材更新へ 3自衛隊、相互通信可能に

防衛省は、離島防衛などに欠かせない陸海空3自衛隊の連携を改善するため、海自・空自とシステムが異なる陸自の通信機器の更新に乗り出す。陸自の機器は海自・空自と互換性がなく直接連絡が取れないため。来年度予算の概算要求で陸自部隊の通信機材費約100億円を計上する。
 安倍政権は離島が多い日本の地理的特性や、中国の海洋活動が拡大していることを踏まえ、離島防衛強化を重要課題に掲げている。防衛省は離島の奪還を念頭に、防衛計画の大綱(防衛大綱)見直しの中間報告で、「水陸両用(海兵隊的)機能の確保」を盛り込んだ。
 こうした作戦の中核は陸自が担うが、通信面で陸自は「孤立」してきた。周波数や変換方式などが違い通信ができないからだ。陸自部隊は徒歩の移動も多く、「艦船や航空機と交信できる機能を備えると、持ち歩くのが難しいサイズになってしまう」(自衛隊関係者)という事情もあった。
 近年増加する3自衛隊の訓練では、陸自が空自の機材を借りたり、連絡要員を割いたりするなどの事態が発生、連携強化は急務だった。技術革新で機材のコンパクト化が進んだことから、防衛省は、長崎県佐世保市を拠点に離島上陸訓練などを行う陸自西部方面普通科連隊(約800人)に、互換性のある機材を配備する方針だ。機材の更新で、陸自部隊が敵の所在地を確認し、海自の艦船や空自の航空機に砲撃や爆撃を要請するなどの訓練が円滑にできるようになる。同じく互換性がなかった米軍とも、直接の通信が可能になる。同省幹部は「3自衛隊が連携して作戦を行う『統合運用』の一番のカギは通信だ」と強調する。【青木純】
毎日新聞 2013年08月25日 07時30分

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筆者考:







  F35






あたご型護衛艦
(イージス艦)







10式戦車








✦【防衛省は、離島防衛などに欠かせない陸海空3自衛隊の連携を改善するため、海自・空自とシステムが異なる陸自の通信機器の更新に乗り出す】・・・今までシステムが異なる通信機を海自、空自、陸自が其々使用していた為にお互いの連絡が取れなかったとは信じられません!。

悪夢の再来!・・・✦日本の国力では銃器の口径変更を完了させるのは困難で大東亜戦争終戦の間際になっても銃器規格統一ができず!・・・詰り弾薬の互換性がなかった。前線で陸軍は6.5mmと7.7mmが混在して使用したが!・・・同じ口径7.7mmが航空機関銃用、重機関銃用、軽機関銃/小銃用でそれぞれ異なり、陸軍の補給体系は複雑で問題が多かった。
また陸軍の7.7mm弾は、海軍の九七式(毘式)七粍七固定機銃や九二式(留式)七粍七旋回機銃、九二式(留式)七粍七機銃などの7.7mm弾(7.7mm×56R リムド)とも規格が異なるので、陸軍からの供与兵器を除いて陸海軍間で弾薬の融通ができなかった。弾薬の互換性がなかった事は!・・・ただでさえ日本軍の弱点であった補給にいらぬ混乱を招いた ⇔ 自衛隊のトップ『制服組(武官)ではなくて背広組(文官)』では所詮、軍事には知悉はしておらずで、学習能力などは無きに等しい!、・・・安全保障上、如何なる事態に備えて万全を期す、加えて有事の際の連携作戦を遂行するには最も重要な3軍(陸・海・空)の連携は欠かせない通信機器の仕様(規格)が統一されていなかった事には背筋が凍り程の戦慄を筆者は覚えました。
これも歴代自民党政権+民主党政権の負の遺産ですが!・・・安部第二次内閣が誕生した事で、危機感の欠如に起因する平和ボケの暴風が吹き荒れていた日本も暴風が収まり、微風に変わりました。この微風に乗って「陸自・海自・空自」の連携作戦を密にする不可欠な通信機器の規格統一に着手した事は欣快事です。

これは安部政権の目立たぬが!・・・高く評価できる功績と言える!と筆者は思います。
昨年の総選挙がなかったら今でも民主党政権が続いており、・・・自衛隊の通信機器の規格統一は遡上に乗る事はなかったでしょう。
民主党ニダ泥鰌首相の唯一の功績(党内に吹き荒れていた野田降しに逆上して)であった「ヤケクソ解散」は感謝してもしきれません。