2022年8月20日土曜日

脱炭素化に赤信号:炭素吸収源/ブラジル・アマゾンで怒涛の如く環境破壊が進んでいる!・・・

ブラジルのアマゾンでは環境犯罪が横行!〜、
 過去6年間でエルサルバドルに匹敵する
  面積の公有熱帯雨林が破壊されている!・・・


然し この大規模な環境破壊、損失に対し、ブラジル連邦警察(ブラジルでFBIに相当する機関)が行った取り締まりはほんの7件に過ぎない!、… とする調査結果が新たに発表された。



大規模な森林破壊が行われているのは!〜、
州および連邦政府が所有する森林のうち、国立公園や
先住民地区のような指定の用途を持たない『未指定』の森林!・・・
 公式データによると、ブラジルのアマゾン熱帯雨林でこれに分類される森林は、ウクライナとほぼ同じ面積の約58万平方キロメートルに及ぶ広さである。

◼︎ 【ブラジル政府はこのような侵略行為を何度も合法化してきたため、未指定の公有林は土地を不法に占拠する犯罪者のおもなターゲットとなった】:

 今回の調査はブラジルのシンクタンク、イガラペ研究所が発表したもので、2016~2021年の間に連邦警察がアマゾンで環境犯罪に対し実施した302件の取り締まりを分析した。
そのうち未指定の公有林の不法占拠者を対象にした捜査は、2%にしか満たなかった。

 大規模な環境破壊犯罪が最も発生している『未指定公有林』捜査がたったの2%で捜査したいないのと同じである。
これでは地球温暖化/異常気象の原因の一つである環境破壊が阻止できなければ、脱炭素化などは成功するは困難となるでしょう!。

 調査報告では、取り締まり件数の少なさについて未指定公有林に対する法的保護が弱いことが原因と考えられ、… つまり違法行為を
引き起こしているのと同じ問題だとしている。
環境保護主義者らは長年にわたり、未指定の森林を保護区とするよう連邦政府に圧力をかけてきた。

 環境保護主義者の圧力などブラジル歴代政権、政府高官などは歯牙にも掛けず、ブラジルアマゾン熱帯雨林の破壊は現在野続いている。
結局は国際社会、特に米欧日先進工業諸国が本腰をいれて対応策を
講じなかれば、何れ地球は人間が住めなくなるでしょう。


ブラジルが20年におよぶ軍事政権の後!〜、
 1985年に再び民主主義政権を立ち上げて以降、
 歴代政権の大半が法的保護を拡大する動きに出ている!・・・
公式データによると、現在ではアマゾンの約47%が保護区に入っている。!と記されている。


しかし、PL党(保守、過激)ジャイール・ボルソナーロ大統領は同国の保護区は多すぎると繰り返し発言しており、この主張は長年の政策に常に盛り込まれてきた。


2016年には、未指定の公有林のおよそ2240平方キロメートルが違法に破壊された。そして昨年、その面積はほぼ倍に到達している。
 アマゾン環境研究所(IPAM)が公式データに基づき算出した結果、6年間での総損失面積は約1万8500平方キロメートルにおよんだ。


◼︎ 【森林破壊は、未指定の公有林でとくに進んでいる。2016年には、違法に破壊された森林の31%がこれに該当した。昨年は36%まで増えている】:

 ブラジルの非営利ネットワーク、ブラジル気候観測所の年次調査によると、同国の環境汚染のほぼ半分が森林破壊によるものだ。

2021年にネイチャー誌に掲載された研究によると!〜、
✦〚森林破壊があまりにも広範囲におよんだ為、アマゾン東部は
  地球のカーボンシンク(炭素吸収源)としての役割を
    果たさなくなり、炭素源になってしまった〛、・・・



 イガラペ研究所はアマゾンで発生した環境犯罪を!〜、
   主な4つの違法行為、有害行為に分類している!・・・
それが公有地の1)不法占拠、/2)材木の不法持ち出し/3)不法採掘/4)農業および畜産業に関わる森林破壊!、・・・


 取り締まりは大半が違法なサプライチェーンを詳しく調査していた為、846ヶ所という多くの場所で実施された。
 そのうち半数近くが、ヤマノミ族先住区などの保護区内だった。
同地区には警察隊をとくに多く配備しているにもかかわらず、…  金の不法採掘を狙って数千人が次々と押し寄せている。


 イガラペ研究所の調査報告ではさらに、取り締まりがブラジルの26州中24州と近隣諸国の8都市で実施されていたことから、広範囲におよぶ『犯罪の地域エコシステム』の存在を指摘している。

 調査報告には『環境犯罪は、アマゾン外の消費者市場および金融と繋がった違法な経済活動に起因する』と記されている。

AP通信はアマゾンでの戦略について!〜、
 ブラジル連邦警察にメールでコメントを求めたが、
      回答は得られていない!・・・

参考文献:

■【森林破壊を放置するブラジル当局 調査で明らかに】:

https://newsphere.jp/sustainability/20220820-1/


                                           




アマゾンの熱帯雨林がなければ!〜、
  人間は生きていけないのか?!・・・

           ローラ・シュナイダー:
         ラトガース大学の教授(地理学者)



ラトガース大学の地理学者である

     ローラ・シュナイダーは!〜、

『アマゾンは地球上で最大の連続した熱帯雨林であり、(地球の)気候システムにおいて重要な役割を

   担っている』、・・・と述べている。


更に、多くのアマゾン専門家!〜、
が熱帯雨林が消滅した場合、動物、植物、そして
 人間すべてが悲惨な結果に直面する!・・・
    警鐘を乱打している。

脱炭素化を、異常と言えるほどに推し進めている米欧、勿論日本も!。
 米国などはEV化で脱炭素化が成功する!とでも錯覚しているのでは?と思えるほどの熱のいれようです。

 EV化より、アマゾンの熱帯雨林を守るほうが遥かに効果があるが、それでは経済浮揚にならぬ!と知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいる。

結局は環境保護主義者たちは自分の懐が潤わなけれ、動かない!。利権が独り歩きしているようです。


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