2023年12月9日土曜日

戦闘機を核攻撃機と使う事を念頭に置き 開発する米国は核使用を辞さず!・・・

F-22ラプターは2005年12月!〜、
  世界初の第5世代戦闘機として
      米空軍に加わった!・・・

1991年の国家崩壊後、ライバルであったソ連のMiG1.42計画が打ち切られたことで、米国の新型機は10年以上もの間、性能面で肩を並べるライバルがいないことが確実となった。


       F22戦闘機と核爆発

F119エンジンの画期的な性能とレーダー断面積を減らすステルス機体にも拘らず、1990年代にF22計画が大幅に削減されたのは、この戦闘機の極端な高コストの為で、議会と国防総省の両方で強い支持を得た。

F-15はF-22と同様、高度な制空権任務のために設計された重量級の双発エンジン機であった。

F-22(ラプター)には、問題のあるコンピューター構造や時代遅れのアビオニクス、パイロットの肺への悪影響や極端なメンテナンスの必要性など、幅広い問題があり、そのためプログラムの大幅削減を求める声はさらに強まった。

ラプターはまた、1980年代以降に就役した戦闘機の中で最も汎用性が低く、当初は空対地攻撃や対艦攻撃を行うことができなかった。
遅ればせながら前者の能力を獲得したとはいえ、極小口径の重力爆弾以外を兵器格納庫に搭載できないため、非常に深刻な制限を受けた。

        武器庫が開いたF-22

F-22のさらなる購入と核攻撃機としての使用の実行可能性は、当時非常に疑問視されており、国防総省によって真剣に検討されることはなかったようだ。

         トーマス・クリスティ:

1934年生まれ

2001年8月、米軍武器運用試験評価部長に就任。


 2005年2月までの4年間、国防総省のチーフ兵器試験官を務めた
トーマス・クリスティは!〜
  F-22を核攻撃機として使おうという声を
   『驚くべき』『藁をも掴む思い』と一蹴した!・・・

主な問題は、F-22の武器格納庫が浅い為、目視範囲を超える空対地兵器や、他のクラスのアメリカ戦闘機が搭載していたB61シリーズを含む、より大口径の重力爆弾を内部に搭載できない事だった。

 前世代の戦闘機は一貫して直前の世代よりも航続距離が長かったが、F-22の航続距離はその前の世代のF-15、さらには10年後に就役することになるはるかに軽量な単発エンジン戦闘機F-35よりも大幅に短かった。

 F-22の航続距離の観点から言えば、支那のJ-20とロシアのSu-57第5世代戦闘機は、ともにF-22の2倍以上の戦闘半径を持っており、米国の戦闘機の航続距離は非常に短い為、…例え兵器格納庫に核兵器を搭載できたとしても、核兵器の運搬機としての有用性は著しく制限される重大な欠陥を有していた。

    編隊を組むF-15を先導するF-22

最終的にF-22の広範囲にわたる問題は、生産量を当初の予測の4分の1以下にまで減らしただけでなく、空軍は2022年から、艦隊に対する有用性が限られていることと運用コストが非常に高いことから、耐用年数の4分の1未満しか飛んでいない機体の退役を開始するよう求めることになった。

F-22は、この戦闘機クラスが就役し始めてから4年も経たないうちに生産終了命令が出された為、F-15の有力な後継機を提供することができなかった。F-15はアメリカの核兵器を搭載し続けているだけでなく、F-22が退役している間も国防総省からの注文を受け続けている。

F-22が搭載できる兵器の種類が非常に限られていることは、設計の欠点として挙げられるが、それが生産削減と同クラスの早期退役につながった主な要因ではない。過剰な運用コストとメンテナンスの必要性、その結果としての低い稼働率、深刻な性能と信頼性の問題があり、継続的な購入は非常に魅力的ではなかった。
 

参考文献:

■【When Lockheed Martin Pitched the F-22 as a Nuclear Strike Fighter: Why It Was Never a Viable Proposition】:

https://militarywatchmagazine.com/article/lockheed-pitched-f22-nuclear-viable


F-22は欠陥機だった!・・・
その後継機F-35の同様に欠陥機!・・・
その欠陥機を有難がって購入する日本!・・・
国家安全保障など視野にない歴代政権ばかりでは、
是非も無い事!・・・
絶句するのみ!・・・



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