新最高司令官(トランプ大統領)の発言は、孤立主義の道を歩まない事を示唆している。
今週まで、ウィリアム・マッキンリー(元米国大統領)のことを覚えている人はほとんどいなかった。覚えていたとしても、それは主に2つの理由による。
第一に、彼は暗殺された米国大統領の一人であり、彼を米国資本主義の体現者とみなした無政府主義者に撃たれた。当時、無政府主義者は君主制であろうと共和制であろうと政治指導者を無差別に殺害した。
フランス大統領、イタリア国王、オーストリア=ハンガリー帝国の皇后にさえ、同様の運命が降りかかった。第二に、マッキンリーの後継大統領は、はるかに記憶に残るセオドア・ルーズベルト大統領だった。
多くの人が忘れているが、米国はハワイを併合し、スペインとの戦争に勝利した後、キューバ、フィリピン、プエルトリコ、グアム《後者 2 つは現在でも米国の『非法人組織領土』に分類されている》に対する支配権を主張するなど、世界的な影響力を大幅に拡大したのはマッキンリー大統領の時代だった。
然し、マッキンリー大統領の時代は!〜、
ルーズベルトの政治家としてのより輝かしい遺産と、キューバでの
戦闘への直接的な関与によって影を潜めて仕舞った!・・・
マッキンリーの肖像画は、1928 年と 1934 年に印刷された 500 ドル紙幣に描かれ、1945 年まで流通していたが、…然し、これらの紙幣は現在、実用的な通貨ではなく、収集品となっている。
マッキンリーの肖像画は、1928 年と 1934 年に印刷された 500 ドル紙幣に描かれ、1945 年まで流通していたが、…然し、これらの紙幣は現在、実用的な通貨ではなく、収集品となっている。
理論的には法定通貨だが、このような紙幣を受け取った銀行は、米国財務省に提出して破棄する義務がある。
マッキンリーの500ドル紙幣の肖像画は、今日ではほとんど忘れ去られているもう一人の米国大統領、共和党員のカルビン・クーリッジの大統領時代に導入された。
マッキンリーの500ドル紙幣の肖像画は、今日ではほとんど忘れ去られているもう一人の米国大統領、共和党員のカルビン・クーリッジの大統領時代に導入された。
そして今、トランプ大統領は、まるで唐突に!〜、
北米最高峰のアラスカ州デナリ山に関連して
マッキンリー山の名前に言及した!・・・・
地元の人々はこの山を『デナリ(偉大なもの)の意』と呼び、ロシア人入植者は『ボルシャヤ・ゴラ(大きな山)』と呼んでいた。
米国がアラスカを購入してから数十年後、大陸に対する米国の影響力を広める取り組みの一環として、米国民は新大統領に敬意を表してこの山頂をマッキンリー山と名付けた。
世界的な野心ではなく地元の利益を気にしていたアラスカの人々は、この新しい名前をあまり気にしなかった。
この山の元の名前である『デナリ』に戻すプロセスは1970年代に始まり、2015年に当時の大統領バラク・オバマ氏が適切な大統領令に署名して最高潮に達した。
彼は《息を呑むような自然の驚異や歴史的な芸術作品を含む我が国の国宝に名前を付ける事は、我が国の豊かな過去に先見の明があり愛国心のある米国人が果たした貢献を称えるものであるべきだ》と述べてこれを正当化した。
彼は、この大統領令はマッキンリーが《我が国のために命を捧げたこと、そしてアメリカの利益を守り、すべてのアメリカ人に莫大な富をもたらした歴史的遺産を忠実に認めている》と主張した。
同時に、トランプはメキシコ湾をアメリカ湾と改名し、政治的正しさの時代は終わりを告げた。
トランプが米国の領土を拡大したマッキンリーを想起したことは、…グリーンランドとパナマに関する彼の以前の発言と一致している。
米国大統領は、国際紛争への直接介入を特に避ける(米国が第一次世界大戦にいかに慎重に関与したかを思い出してほしい)が、米国は常に勝者になるべきだという考えを維持する、古い『帝国主義』の標榜を復活させているようであり、… これは、国内問題だけに焦点を当てたい一部のトランプ支持者が好む古い孤立主義ではなく、むしろ、さらに古く、はるかに予測不可能な視点だ!と言える
米国大統領は、国際紛争への直接介入を特に避ける(米国が第一次世界大戦にいかに慎重に関与したかを思い出してほしい)が、米国は常に勝者になるべきだという考えを維持する、古い『帝国主義』の標榜を復活させているようであり、… これは、国内問題だけに焦点を当てたい一部のトランプ支持者が好む古い孤立主義ではなく、むしろ、さらに古く、はるかに予測不可能な視点だ!と言える
謂わば、ウィリアム・マッキンリー
(元米国大統領)時代は、米国の黄金時代!〜、
領土は拡大、国際的な
影響力は大幅に拡大していた!・・・
トランプさんが、唐突にウィリアム・マッキンリーを想起したのは、米国の黄金時代を再度築こうとの心情が蟠っているのかも知れません!。
然し、それだ!としたら世界は新たな紛争が一斉に吹き出す恐れがあります。
世界は一極化ではなくて多極化が奔流になって進んでいる、現今の世界情勢と対峙する事になります。
果たして現状の米国にそれだけの力があるのか?
疑問です。
トランプさんはホワイトハウスに戻って来たばかり。
評価するのは早計でああり、しばらくは傍観しトランプさんの動きを見極めるのが最上の方策だ!と思います。
参考文献:
■【Donald Trump has suddenly remembered a long-forgotten president – and for good reason】:
https://www.rt.com/news/611580-us-trump-remembered-william-mckinley/
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