2025年2月6日木曜日

ロシアは中東紛争の2国家解決を主張、クレムリンが発表!…

ロシアはドナルド・トランプ米大統領の 『ガザ占領 計画』を拒否した。クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、2国家解決こそが中東紛争を解決する唯一の方法だと繰り返し述べた。

トランプ大統領は、ホワイトハウスでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と会談した後、火曜日にガザ地区に住む200万人のパレスチナ人はエジプトやヨルダンなどの国に永久に移住すべきだという見解を改めて表明した。米国は同地区を『引き継ぎ』、イスラエルとハマスとの15カ月に及ぶ戦争で残された破壊の除去活動を主導するとも付け加えた。

2025年1月27日、避難したパレスチナ人がガザ北部の自宅へ帰還する。

国連によれば、ガザ地区の住宅の約92%が破壊されたか、大きな被害を受けた。

       ドミトリー・ペスコフ


モスクワの立場は、中東紛争を解決する唯一の方法は、イスラエルと共存するパレスチナ国家を創設することだ、とクレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は水曜日の記者会見で述べた。

《これは国連安全保障理事会の関連決議に盛り込まれたテーゼで
 あり、この問題に関与する圧倒的多数の国々が共有するテーゼだ。
 我々はそこから出発し、これを支持し、これが唯一の可能な選択肢
 であると信じている》、… と同氏は記者団に語った。

ペスコフ氏は、トランプ氏の再定住案もエジプトやヨルダンを含む主要アラブ諸国から拒否されていると指摘。
モスクワも同じ立場を取っていると同氏は付け加えた。

『乗っ取り』が具体的に何を意味するのか明確にするよう求められたトランプ氏は、中東全体に『大きな安定』を齎す『長期的な所有権の地位』を思い描いていると述べた。

ネタニヤフ首相はトランプ氏の計画を称賛し!〜、
      《歴史を変える可能性がある》と述べた!・・・

この提案は国際的に大きな批判を受けている。
パレスチナ当局は、この計画は国際法に違反していると主張して非難している。サウジアラビアを含むアラブ諸国、トルコ、ドイツ、支那もこの計画を非難している。

ロシアは一貫して紛争の緩和と交渉への復帰を求めている。
モスクワはまた、パレスチナの各派閥間の会談の開催や国際調停の提唱など、外交努力にも取り組んでいる。

参考文献:

■【Russia insists on a two-state solution to the Middle East conflict, the Kremlin has said】:

https://www.rt.com/news/612224-moscow-rejects-trump-gaza-plan/


                                            


ロシアの中東紛争解決の為の外交努力は正解です。
米国流では中東紛争の解決にはならず、却って不満が蓄積され新たな紛争の火種が撒き散らされるだけです。
ロシア

特に、トランプさんが提案した!〜、
パレスチナのヨルダン川西岸を米国支配として管理する、パレスチナ人はエジプトやヨルダンに移住させるなどは言語道断です。

1948年米英の後押しでイスラエルが建国され、何世紀もパレスチナに住んでいたパレスチナ人たちが、先祖代々所有していた土地をユダヤ人に簒奪され強制的にガザ地方に追いやられた。勿論、周辺の中東諸国からの援助もあったが、ガザでゼロから出発した。
ガザの人口は!〜、
艱難辛苦の上、都市が築かれ、ハマス/イスラエル戦争が勃発する前は、何とガザ地方の人口は59万人余まで増えた。
ハマス/イスラエル戦争(イスラエル軍とハマス軍では戦力の差があり過ぎ戦争とは言えず!)でガザは見るも無惨(90%の建物が破壊)な姿に変わり果てた。

バイデン・ハリス政権の末期、米国の仲介で和平が結ばれたが、いつまで続くことやら!。
トランプさんは和平は束の間である事を察知しており、再度、火の手が上がるのを回避する事を目的としたガザの住民の移住を考えついたのでしょうが、再度パレスチな人の強制移住は、中東諸国が賛成できる筈がありません。反発が蓄積されるだけでしょう。

トランプさんはヨルダン川西岸を米国支配!とする計画ですが、これは、既にイスラエル人が不法占拠(国連が違法として何度も撤退勧告)している土地を合法にして、新たな入植者(土地簒奪)のお墨付きを与える事に等しいものがあります。
この手段ではパレスな人には平穏で平和な日々はやってこないでしょう!。

クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏が
      記者会見で述べた!〜、
《中東紛争を解決する唯一の方法は、イスラエルと共存するパレスチナ国家を創設することだ》、… 
これが正しく、万人が認める解決法でしょう!。

イスラエルは猛烈に反対し、トランプさんの提案に両手を挙げて賛同していますが、これは当然です。
パレスチナ国家が樹立すれば、不法占拠ている入植地から撤退せざるを得なくなり、新たな土地簒奪が不可能になるからです。



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