2025年2月7日金曜日

米国で密かに浸透して人気が高まる『麹ウイスキー』を米紙NYタイムズが紹介‼️…

ジャパニーズ・ウイスキーに
   対する関心の高まりと共に!〜、
    米国で最近注目され始めているのが
       『麹ウイスキー』だ!・・・
然し、これは130年も前に一人の日本人化学者が提案したものだという。ようやく日の目を見ることになった麹ウイスキーとは、どんなものなのか。
そして、知られざる考案者の高峰譲吉の功績を米国の『ニューヨーク・タイムズ』紙が紹介する。

    麹(モルト)ウイスキー『タカミネ』

1891年2月のある日の午後!〜、
    高峰譲吉という名の日本人化学者が
      汽車でイリノイ州ピオリアに到着した!・・・
彼は、米国で当代随一の規模を誇った蒸留酒製造最大手の『蒸留飼料カンパニー』に招かれ、ウイスキー作りに革命的な方法をもたらそうとしていた。それは、麹菌(ニホンコウジカビ)と呼ばれる微生物の一種をもちいて、発酵させるというものだった。

西洋の蒸留業界では、大麦を発芽させて麦芽(モルト)にするモルティングをおこなうが、高峰が持ち込んだ手法は10%以上の増産が可能で、蒸留業者と彼に数百万ドルの利益を生み出すはずだった。 
 だが、『ウイスキートラスト』の通称で広く知られていたこの会社は汚職がはびこり、高峰が麹菌方式によるウイスキー製造を開始する前に解散した。そして高峰、およびこの『タカミネ方式』は、おおかた忘れ去られた。

それがここ数年になって、米国の酒店や高級バーの陳列棚に麹ウイスキーが並びはじめている。製造効率が高いからではなく、特有のフレーバーがあるためだ。麹菌で発酵させたウイスキーには深いコクがあり、上品な花の香りもある。正真正銘のウイスキーでありながら、…まったく独創的な味を有しているからである。


麹ベースの蒸留酒(スピリッツ)を提供するブルックリンの『トラベルバー』オーナー、マイク・ヴァシュレスは!〜、
《麹ウイスキーは口当たりが柔らかく、通常のウイスキーにあるようなまとわりつく感覚もなく、後味もまろやか》、と評価する!・・・

こうした麹ウイスキーの新製品には、いみじくも『タカミネ』の名を冠した酒もある。タカミネ・ウイスキーは麹ベースの蒸留酒類を専門に扱うロングアイランドの輸入業者「ホンカク・スピリッツ(Honkaku Spirits)」との協業で、日本の蔵元で蒸留されている。

     『ホンカク・スピリッツ』の
    クリストファー・ペレグリーニ 

《麹ウイスキーには、多くのモルトウイスキーにはない、うま味があります》、…と、クリストファー・ペレグリーニは言う。
彼は2020年、日本の焼酎を輸入販売するためにホンカクを設立した。同社の日本のパートナーには、福岡県の『篠崎』という小さな蔵元がいる。同社7代目社長の篠崎博之はすでに数十年来、タカミネ方式の
改良に取り組んでいた。

穀粒を発酵させるには、まず穀粒のデンプンを糖に変えなければならない。欧州の伝統的製法では通常、デンプンを糖に分解する酵素が生成されるまで穀粒を発芽させるモルティングが採用されている。

一方、日本の蔵元の場合は、糖化と呼ばれるこの同じ工程を蒸した穀粒(通常はコメ)に麹菌を付着させておこなう。
 麹菌付着方式はモルティングよりもはるかに早く、効率的に発酵を促すことができる。さらに酵母菌がその糖を食べることによって、…炭酸ガスとアルコールが生成される。簡単にいえば、そうやって醸されたのが日本酒で、それを蒸留したものが焼酎だ。

1854年に日本の加賀藩医の家に生まれ、米国人の妻の勧めで米国に永住した高峰譲吉は、麹菌を発酵に使用した最初の人物というわけではまったくない。麹菌にはさまざまな種類があり、焼酎や日本酒、醤油や味噌といったアルコールを含まない調味料や食品の製造に不可欠な製法として、長く日本文化に浸透している。
その身近さゆえ、2006年には『国菌』に認定された。

参考文献:

■【130年前にある日本人が作ろうとした

       「麹ウイスキー」が米国で密かなブーム】:

https://mail.google.com/mail/u/0/?tab=rm&ogbl#inbox/FMfcgzQZTChVHfWnNJwxWczpTHkLgnvW



ウイスキー好きのブログ主は、不覚にも今日まで、…
大和民族の誇り高峰譲吉博士が考案した『麹ウイスキー』をし知りませんでした!。 
日本でも入手可能なので、日本への里帰りには購入する積りです。記事にあるように、福岡県の『篠崎』という小さな蔵元で蒸留されているのなら入手可能でしょう。


➤ 
株式会社篠崎:

酒蔵について!〜、
『国菊あまざけ』でおなじみの蔵元・篠崎が提案する日本酒『比良』です。(社是「麹を使って世界中の人をワクワクさせる』の下、日本酒・焼酎・あまざけの枠にとらわれることなく物語を作り続けています。


代表者:篠崎 博之
住所: 福岡県朝倉市比良松185

TEL
0946-52-0005
FAX
0946-52-2165
Mail
info@shinozaki-shochu.co.jp


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