2023年5月12日金曜日

ロシア、ウクライナの首都キエフに史上最大規模の攻撃を開始: ソ連のKh-22ミサイルとイランのShahed 136ドローンが中心的役割を果たす

ソビエト連邦がナチス・ドイツに勝利してから78年目を迎える戦勝記念日に合わせ、ロシア軍は5月9日、ウクライナの首都キエフに大規模な攻撃を開始した。

         Kh-22巡航ミサイル搭載のTu-22M爆撃機

この攻撃は、第二次世界大戦以降!〜、
 ウクライナの都市に対しての攻撃としては
      史上最大規模のもの!・・・
Kh-22巡航ミサイル(ソ連の対艦兵器で、現在は製造されていないにもかかわらずロシア軍が非常に大量に保管し続けている)を使用したTu-22M3重爆撃機の配備を伴うと報告されている。

このミサイルは、ロシア空軍が大量に保有するため、ロシアによる
ウクライナの都市への攻撃において中心的な役割を果たし、また、2025年頃に運用を終了する予定であるため、他の新しいミサイルクラスよりも自由に使用することができる。

 ウクライナ政府関係者は、冷戦時代にアメリカの空母群を囲む多層防空網を回避するために設計されたこのミサイルは、950kgの大きな弾頭が甚大な被害をもたらし、事実上迎撃が不可能であると頻繁に嘆いている。

       Shahed 136 キエフ上空のドローン

5月9日の攻撃では、Kh-22ミサイルの他に!〜、
 イランから供与されたShahed 136ドローンが
         大きな役割を果たした!・・・

 ウクライナの情報筋によると、26機がキエフへの攻撃に使用されたとのことである。9月には、デルタ翼の航空機が前線に登場し、ウクライナの海軍施設の司令部を含むオデッサの主要な標的を攻撃し、砲台などの前線陣地に使用されるなど、戦争で大きな役割を果たすようになった。

 ロシア固有の弾道ミサイルや巡航ミサイルを使用した攻撃に比べ、はるかに低コストで代替が可能な兵器である。
 シャヘド136は、爆発物を搭載した機体をペイロードとして使用するため、『神風』または『自殺』航空機と呼ばれ、概念的には無人航空機と巡航ミサイルのハイブリッドである。

ウクライナの都市への攻撃は!〜、
5月2日夜にプーチン大統領の住居を狙ったモスクワへの無人機攻撃未遂事件に続くものだが、前例がないとは言い切れない!・・・
 重要なインフラに対するこれまでのロシアの攻撃は、救援物資の
提供という点でキエフの西側支援者の負担を大きくし、主要都市が居住不能になり放棄しなければならない現実的な可能性を高めている。

参考文献:

■【Russian Launches Largest Ever Strike on Ukraine’s Capital Kiev: Soviet Kh-22 Missiles and Iranian Shahed 136 Drones Play Central Role】:

https://militarywatchmagazine.com/article/russia-largest-strike-kiev-kh22-shahed136


5月9日のロシアがウクライナの首都キエフに大規模な攻撃を断行した事は、西側メイデイが殆ど大々的には報道せず、… 見逃していました。


ロシアはウクライナ戦闘は地上戦には余り重きを置いておらず、よく訓練された電子部隊を配備してウクライナの兵器、とくに米国から供与されたハイマースやパトリオットの誘導システムを混乱さ、その有効性を低下させ、その間、戦闘機に搭載した滑空爆弾で破壊する戦術へと転換している。


 西側陣営の敗色は日毎に色濃くなってきている!と言えるようです。



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