2022年4月6日水曜日

日本の江戸時代の文化(識字率)の高さに海外の人々が吃驚仰天!

今回は、中世の武家や江戸時代の百姓一揆で用いられた、
『傘連判状(車連判状)』に対する海外の反応です。


傘連判状を用い始めたのは!〜、
     中世の武家だった!・・・
同盟関係などにある武士たちが約束を誓う際に!〜、
 署名者は互いに立場は平等であるという意思を、
   明確に表わす事が目的だった!・・・


それが近世になると!〜、
     一番先に署名した者を曖昧にし始めた!・・・
百姓一揆の首謀者を隠す目的で用いられるようになり、支配層よりも
身分的弱者が多くこの形式を多用していた

翻訳元では、アメリカの歴史家が!〜、
  実際の傘連判状の画像を投稿している!・・・
当時の日本の農民たちの識字率の高さにも話が及び、
     世界中の歴史愛好家たちに驚きを与えている。

In Japan's Edo Period (1603-1868), when impoverished peasants finally couldn't take it anymore and decided to revolt, they would sign their list of demands with all their names in a big circle. The had specific reasons for doing this...

江戸時代(1603〜1868)、貧しい農民が我慢の限界に達して一揆を起こすとき、彼らは大きな輪の中に全員の名前を入れて要求リストに署名した。 これには理由があった...。



Twitterに投稿され!〜
             ⬇︎⬇︎⬇︎
               翻訳元


海外の歴史愛好家から!〜、
驚くほどのコメントがよせられている!・・・
それらを抜粋して以下に列記致します。



◼︎ 日本の農民が自分の名前を書けたなんて興味深い。
  欧州はそこまでいってなかったはずだから。 +7 ニュージーランド
            ⬆︎⬆︎⬆︎
   
◼︎ 実際にあの時代の日本の識字率は、
     ヨーロッパのほとんどの国より高かった。 +6 アメリカ
                
⬆︎⬆︎⬆︎
      ◼︎ Japan Timesなどの記事によると、
        1700ー1750年ごろの識字率は60%との事。 +3 アメリカ
                  ⬆︎⬆︎⬆︎
           ◼︎ そんな事ないでしょ?
     1600年代から1700年代の欧州では、
     主に啓蒙主義のおかげで識字率が大幅に上昇してたし。
     それ以前から自分の名前くらいは書けたはず。 +1 カナダ

◼︎ ヒデオ・ゴシャが監督したテレビドラマ「三匹の侍」では、
  この連判状が重要なプロットになってたよ。 インド(映画監督)

◼︎ 江戸時代が終わった1868年と言えば、
  僕の記憶が正しければ明治天皇が公布した法令によって、
  公の場で刀を所持する事は禁止になって、
  サムライの時代が終わった年だったはず。 +10 カナダ

◼︎ 綺麗に書かれている事に驚いた。
  今でいう専用のデバイスみたいのがあったのかな。 +1 フランス

◼︎ たぶんダイミョウ側は責任を曖昧にさせないように、
  3時、6時、9時、12時の位置の署名者を、
  抑止力として処罰したんじゃないかと俺は睨んでる。 イギリス

◼︎ 日本には近代が存在する前に近代があったという感じだね。 +6 アメリカ

◼︎ これはかなりクールだ。そしていくつか質問が湧いた。
  1. 当時の日本人の識字率は?
  2. 全員印鑑を持っていたのか?
  3. どうしてあんなに綺麗に均等に書けたのか?
    通常は最後の方は詰め込む形になるはず +5 イギリス
              ⬆︎⬆︎⬆︎
     ◼︎ 1. 識字率はかなり高かった
       2. 全員が持っていたわけではなかった
       3. 注意深く書いていった +16 アメリカ

◼︎ だけど一揆を起こすには2、30人では足りなくない?  ルーマニア
             ⬆︎⬆︎⬆︎
   ◼︎ 単独なのか家族単位なのかでも変わる。
     30家族が一揆を起こせば相当な混乱になるよ。 +7 国籍不明

◼︎ イギリス海軍の反乱軍も要求書で同じ事をやってたよ。
  こういう連判状は「ラウンドロビン」って呼ばれて、
  この言葉は今現在も使われてる。 +59 イギリス

◼︎ 「全員が首謀者だ」って言えるわけだね。 +14 国籍不明

◼︎ 歴史家の話によると、19世紀の日本は、
  ヨーロッパの先進国よりも識字率が高かったようだ
  (サムライ階級はインテリだった)。
  日本が明治維新後の急速な工業化に、
  あそこまで上手く対応出来たのもそのおかげ。 +4 国籍不明

◼︎ こういうのかなりワクワクする。
  円卓の騎士も同じような事をやってたはず。 +6 イスラエル

◼︎ クローゼットに埋もれてしまったイッコウイッキの本で、
  こういった写真を見た事があるかもしれない。
  本の山から掘り起こして見てみないと。 +1 アメリカ

◼︎ 現代においても日本では一般的な意思決定方法だね。
  意思決定を行う前に全員が参加している事を確認して、
  誰かに決定的な責任が及ばないようにするんだ。 +2 欧州在住

◼︎ 魅了されてしまった。
  「ring-leader(首謀者)」という単語は、
  もしかしたらここから生まれたのかな? +40 国籍不明
             ⬆︎⬆︎⬆︎
    ◼︎ それは輪舞のリーダーから生まれたらしい。 +27 イギリス

◼︎ 何だか黒魔法の呪文が書かれてるみたいだ。 +4 日本在住

◼︎ つまり、江戸時代の農民は読み書きが出来たという事だよね?
  それとも代表者に全員の名前を書いてもらって、
  指紋押捺をしたんだろうか?  +20 国籍不明
            ⬆︎⬆︎⬆︎
   ◼︎ 当時から多くの日本の農民たちは、
     読み書きが可能だった。 +1 米国(早稲田大学助教)
              ⬆︎⬆︎⬆︎
     ◼︎ そう。いくつかの基準で江戸時代の日本は、
        世界で最も高い識字率を誇っていた。
        多くの農民は読み書きが出来て、
        読み書きが出来ない人であっても、
        自分の名前は書く事が出来たんだ。 +8 投稿主

◼︎ 最初に署名者の数を確認して、
  署名する場所をマークして、
  誰も大きく書き過ぎないようにしたのかな……。 +10 イギリス
              ⬆︎⬆︎⬆︎
    ◼︎ グラフィックアーティストみたいな人がいて、
     そういう役割をずっと担当してたのかもね。 +3 アメリカ

◼︎ 細胞膜のリン脂質二重層を図式化したみたいだ。
  効果的なメタファーとして機能する可能性があるね。 +63 神経科学者
              ⬆︎⬆︎⬆︎
    ◼︎ あの連判状を見て同じ事を思った科学オタクが、
     私だけじゃなくてホッとした。 +8 アメリカ

◼︎ 江戸時代について真剣に学んでみたくなった……。
  でも明治からトクガワの時代に下って学んでいかないと、
  何かを見逃してしまいそうな気がするんだ😭 +3 アメリカ

◼︎ 1917年にスウェーデンで発生した「パン暴動」の時も、
  300人の暴動者たちが共同責任を負うために、
  自分たちの名前をああやって書いてたんだ。 +49 スウェーデン

◼︎ 農民たちもハンコを持ってる事に良い意味で驚いたよ。 +3 日本在住

◼︎ かなり興味深かった! 共有してくれてありがとう!
  江戸時代の日本を知れば知るほど、
  どんどんその沼にはまっていってしまう。 +279 オーマン
             ⬆︎⬆︎⬆︎
      ◼︎ 江戸時代の歴史は大きな戦とかがなかったから、
        多くの人が日本の歴史の中では退屈だと感じてるようだ。
         だけど実際には信じられないくらい豊かで、
          魅力的な時代だったんだ! +604 アメリカ

Twitterに投稿された記事が、これほど迄に海外の人々(歴史愛好家)の興味を引き、多くの声が寄せられたの事には驚きました。それだけ日本の文化、特に江戸時代は世界史でも特異なもので、一種の文化衝撃をうけたのでしょう。

因み、投稿した米国の歴史家は!〜、


Nick Kapur(ニック・カプール):

准教授(歴史学)
ハーバード大学 博士号(2011年
スタンフォード大学大学院修士課程修了(2003年)
スタンフォード大学卒業、2002年

近代日本と東アジアの歴史学者で、トランスナショナルな視点と比較の視点に重点を置いている。政治経済、文化、国際関係の交わりを研究している。また、環境史、ジェンダー史、文学と映画にも関心を持っている。
 戦後日本の専門家であり、戦時中の日本や第二次世界大戦前後の日本帝国に関する専門家でもある。


近著に『Japan at the Crossroads』(邦訳『岐路に立つ日本』)がある。
Conflict and Compromise after Anpo (Harvard University Press, 2018) は、1960年に日本で起きた大規模な抗議デモが日米関係、日本の社会と文化、冷戦時代の国際システムに与えた影響を探求しいる。
 扱うテーマは、ジョン・F・ケネディ政権と池田勇人政権時代の日米関係、1960年代の日本の国内政治、日本の労働・学生・フェミニスト運動、戦後の知識人、日本の文学・芸術・演劇、マスメディア、警察・裁判所、右翼団体・ヤクザなどである。本書は主に1960年代に焦点を当てていますが、1950年代をカバーする詳細な紹介の章もある。

引用元:

https://history.camden.rutgers.edu/about/faculty/nick-kapur/#:~:text=Nick%20Kapur%20is%20a%20historian,%2C%20culture%2C%20and%20international%20relations.


参考文献:




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