2023年7月14日金曜日


【ウクライナの反攻は失敗 
   報道は一切報じていない=米ハーシュ氏】:

       https://sputniknews.jp/20230714/16527068.html


ピューリッツァー賞受賞の米国人報道調査記者のシーモア・ハーシュ氏は、ウクライナの反攻が成功していないことは、米国紙の一面の見出しからこの話題が消えている以上、新聞を注意深く読んでいる人であれば想像できると指摘した。

ハーシュ氏のこの指摘はSubstack上に掲載された。


ワシントンポストやニュヨークタイムズ紙を注意深く読んでいれば、今、ウクライナの反攻がうまくいっていないことは想像できる。なぜならここ数週間は、成功しているという記事は出されていないか、一面の見出しにはないからだ〛、・・・

 ハーシュ氏は、ウクライナの反攻が否定的に影響するのはキエフだけではなく、米国も、特にバイデン大統領府、NATO諸国が手痛い思いをすると述べている。
 ハーシュ氏は、記者らがウクライナ情勢について執筆する場合、米国務省およびホワイトハウスの役人らの発表に依拠しているが、国務省もホワイトハウスもウクライナの反攻の実際のカタストロフィーがわかっていないと指摘している。

 米国人政治評論家で社会運動家のフィル・ケリー氏はスプートニクに対し、米国のウクライナへのクラスター爆弾の供与はウクライナの反攻が大失敗したことを如実に物語っていると指摘している。


ハーシュ氏の言!~、
ウクライナの反攻が否定的に影響するのはキエフだけではなく、米国も、特にバイデン大統領府、NATO諸国が手痛い思いをする!・・・
これは正鵠を射ており、アホウ鳥は信じないでしょう。
鉦や太鼓でお祭り騒ぎで始まったウクライナ反転攻撃が失敗しているのを知らぬのは、米欧日、西側陣営の国民だけでしょう。
尤も、腐れメデイアがウクライナ反転攻撃は失敗などの事実を報道する訳はなく、XX桟敷に置かれているのでは当然ですが。

【ウクライナのNATO加盟は
  ロシアの安全保障には脅威=プーチン大統領】:

       https://sputniknews.jp/20230714/16527681.html


ロシアのプーチン大統領はウクライナのNATO加盟について、ロシアの安全保障の脅威となるものであり、ウクライナ自身の安全保障を向上させるものではないとする声明を表した。プーチン大統領はTV「ロシア 24」の放送でこう発言した。

ウクライナのNATO加盟について、我々は何度も述べてきたが、これはロシアの安全保障を脅かす。これははっきりしている。実際、特別軍事作戦が行われている理由のひとつにも、ウクライナのNATO加盟の脅威がある。これによってウクライナ自身の安全保障は絶対に向上するわけはない。そして全体的にこれは世界をより脆弱にし、国際舞台をさらなる緊張へ導いてしまう〛、・・・

プーチン大統領はまた、ウクライナには安全保障を確保する権利があるものの、だからといって他国の安全保障を悪化させてはならないと述べた。
プーチン大統領は、ロシアとしてはウクライナの安全を保証することについて討議をしてもよいと付け加えた。

プーチン大統領はまた、キエフに新たな軍備を供与すればウクライナにとっての状況はさらに悪化し、紛争をエスカレートさせるだけだと指摘している。

元々、ウクライナ危機が発生したのは、… ウクライナNATO加盟申請の動きが原因である事は既に国際社会では知れ渡っています。
プーチンは長い間、辛抱強くNATOの東方拡大の反対と危険さを訴え続けています。また米国は旧ソ解体の際、NATO拡大はしない!と約束しています。
ウクライナがNATOの加盟すると、ロシアはバッファーゾーン(緩衝地帯が消滅しNATO軍と直接対峙する事になる、NATO!、すなわち米国との武力衝突の可能性が無限に広がる事は、軍事専門家なら簡単に理解できるでしょう。
バッファーゾーンは世界大戦の防止には絶対に必要です。

【ウクライナへの「F16」供与は逆効果 
            米軍内からも疑問の声】:

      https://sputniknews.jp/20230713/f16-16526199.html


 12日まで行われた北大西洋条約機構(NATO)の首脳サミットでは、ウクライナが供与を求めてきた米製戦闘機「F16」をめぐり、パイロットの訓練が8月から始まると発表された。
 だが、具体的な供与数や時期は未定で、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が満足する回答は得られなかった。一方、西側メディアはF16を「奇跡の兵器」の如く崇拝しているが、供与の有効性については現役の米軍将校や軍事専門家からも疑問視する声があがっている。

 ウクライナへのF16供与に疑問を呈したのは、現役の米空軍将校であるマクシミリアン・ブレーマー大佐と米軍事シンクタンク「スティムソンセンター」のケリー・グリエコ上級研究員で、米軍事専門メディア「ディフェンス・ニュース」に連名で記事を寄稿した。
 そのなかで2人は、米国防総省の公式見解を反映したものではないとしながらも、次のように主張している。

F16は先進的な多機能戦闘機だが、少ない数では航空優勢は取れないし、ロシアの防衛線を崩すこともできない。
 加えて、ウクライナの作戦はより複雑になり、これは良い戦略とはいえない。シンプルさは戦争の原則だ。西側式の空戦への転換は困難で、失敗する可能性が高い〛、・・・

 2人はまず、ロシアの防空システムについて「からかってはいけない」と指摘。ロシアの対空防衛システム「S400」は、ウクライナが現在運用している米製ミサイル「AGM-88」の約4倍の射程があるため、攻撃できる場所まで丸裸で突っ込む必要がある。
ウクライナ側の損失が大きくなるこのような作戦は、すぐに持続不可能となると指摘している。

そのため、ウクライナは無理に航空優勢を取ろうとするのではなく、無人機や対空防衛ミサイルなどを効果的に活用した「航空拒否」戦略を選ぶべきだとしている。

西側はウクライナの制空権奪取を望み、F16を供給したい衝動にかられているかもしれないが、まず戦略的に難しい問題について自問自答すべきだ。
 この種の議論は、いつも個々の兵器の性能が注目され、それを使いこなす戦略的健全性には焦点があてられていない〛、・・・

ウクライナへのF米戦闘機F-16は逆効果!~、

   ウクライナ軍の強靭化とならならず!・・・

これはまた、随分と辛辣な評価ですね。

評価したのは、ロシア側ではなくて、F-16を供与する米国の米軍将校!、軍人専門家!からであり、ロシアのプロパガンダと言えませんね!。

供与に疑問を呈したのは!~、

米国現役空軍将校!、米軍事シンクタンク!、軍事専門メデイア!であり、バイデン政権に頭痛の種となっている。

ロシア軍は長期戦を覚悟して、より以上の支配地域拡大戦略は疾うの昔に放棄して、守りの強靭化に専念して来た。

よって構築された防御網は強靭であり、ウクライナの反転攻撃は尽く失敗している。

結局はF-16を有効に運用する能力はウクライナ軍には皆無!との評価が下されて当然です。


【ロシア軍、遠隔操作式対戦車
  ミサイルシステム「コルネット」を初使用】:

       https://sputniknews.jp/20230713/16525615.html


 ロシアの対戦車ミサイルシステム「コルネット」用の遠隔操作システム「クルガン」が初めて戦闘で使用され、成功した。
 開発チームがスプートニク通信に明らかにした。ミサイルはウクライナの掩蔽部を破壊した。

「コルネット」を遠隔操作するシステムそのものは、耐衝撃ケースに保護され外に持ち出せるリモコンで、操作装置と対戦車ミサイルシステムの照準器からの映像が表示されるディスプレイを備えている。

同システム主な任務は、敵の反撃から軍人の命を守ること。
 対戦車誘導ミサイルが発射されるとミサイルの発射場所が明らかになるため、そこにミサイルを撃ち込むことができる。
 その場合、ミサイルシステムを操作するリモコンを持った軍人は発射装置から最大50メートル離れたより安全な場所にいることができる。

米国の軍事専門家ガイ・マッカードル氏は先に、米誌「ニューズウィーク」のインタビューでロシアの対戦車ミサイルシステム「コルネット」について、米国の対戦車ミサイル「ジャベリン」とほぼ同様のものだが、有効射程はジャベリンの2倍であり、西側の戦車にとって危険な存在だとの考えを示した。

ロシアが開発した最新の対戦車ミサイル『コルネット』がウクライナ戦線で投入され、成功(戦果を上げた)した。

『コルネット』は対戦車ミサイルでありながらも、ウクライナ軍の掩蔽部(えんぺい/シエルター)を破壊した。

ウクライ軍にとって新たな頭痛の種(恐怖心)加わったようである。シエルターが将兵を守る事ができなければ、前線から離脱するウクライナ軍兵卒が激増するかも知れません。

『コルネット』は耐衝撃ケースに保護され外に持ち出せるリモコンであり、目まぐるしく変幻する戦場で機動性を発揮でき、敵軍戦車を破壊する理想的な対戦車ミサイルですね!。


【【解説】仏供与のミサイル「スカルプ」とは 
          スペックとロシアの対策】:

       https://sputniknews.jp/20230713/16524247.html


フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、ウクライナ軍の攻勢の支援として、長距離巡航ミサイル「スカルプ(SCALP)」の供与を決定した。
その性能や運用方法、ロシア軍の対応能力などについて、軍事専門家の話をもとにスプートニクがまとめた。

「スカルプ」の性能:
スカルプは英仏が共同開発した「ストームシャドウ」の仏版で、欧州軍需企業「MBDA」製の空中発射型ステルス長距離兵器だ。フランス語の「自立誘導式長距離巡航システム(Système de Croisière Autonome à Longue Portée)」の頭文字をとって名付けられた。

ストームシャドウとは製造や運用の方法もほぼ同じだが、射程が異なる。露軍事専門家のユーリ・クヌトフ氏は、スプートニクの取材に対し、次のように説明する。


射程だけが両者の唯一の違いだといえる。
 ストームシャドウの輸出版の射程は約300キロ、
       スカルプの輸出版の射程は250キロだ〛、・・・

一方、フランスが自国軍用に配備しているスカルプの射程は500キロ以上にも及ぶとみられている。
このほかの性能としては、巡航速度がマッハ0.8(時速987.8キロ)、重量が最大450キロの弾頭を含む1300キロとなっている。ミサイル1発あたりの値段は319万ドル(4.2億円)と高額だ。マクロン大統領は供与数を明かしていないが、仏メディアは約50発がウクライナに渡される見込みだと伝えている。

スカルプとストームシャドウの運用:
 スカルプは発射前に標的を設定してあとは半自動的に追尾する「ファイア・アンド・フォーゲット(撃ちっぱなし能力)」を備えたミサイルだ。目標が近くなると高度を上げ、貫通力を最大化する。

 なかには最大1.5メートルのコンクリート製の天井を貫通する能力を持つものもあるという。
さらに、クヌトフ氏は「命中精度も非常に高い」と指摘している。

運搬手段:
 空中発射型ミサイルであるスカルプは、戦闘機で運搬、発射される。英仏伊は湾岸戦争、イラク戦争、リビア作戦などで、戦闘機「トルナードGR4」「ユーロファイター・タイフーン」「ミラージュ2000」「ダッソー・ラファール」から放ち、実戦使用している。
ウクライナ軍はソ連製戦闘機「Su24」、偵察戦闘機「Su24MR」で運用するとみられている。両機はスカルプやストームシャドウを発射できるよう改造されている。

迎撃できるか:
 スカルプのレーダー反射断面積(RCS)は0.01~0.03平方メートルと非常に小さく、検知が難しい。だが、クヌトフ氏はロシア軍の防空システムには迎撃可能だと指摘する。実際にこれまでも露国防省は、ストームシャドウを迎撃したと複数回にわたって発表している。

 さらに、ロシア軍がこのごろ鹵獲したストームシャドウ・ミサイルは、この種の兵器を撃破する方法を研究する手がかりになりうる。
 ほぼ無傷の状態でロシア側が回収したミサイルを解体すれば、潜在的な弱点や有効な迎撃方法が分かるかもしれない。

 研究すれば、ミサイルの素材やホーミングヘッド(誘導装置)の
性能、つまり周波数や作動原理を理解するための手がかりが得られる。これによってロシアは迎撃ミサイルと探知レーダーを改良し、
より効率的にスカルプ、ストームシャドウに対応できるようになる。また、ホーミングヘッドを無効化するための電子戦装備の開発にもつながる。
クヌトフ氏は次のように予測する

来月か、2ヶ月後にはロシアの防空システムがより効果的に機能するようになる。主に電子戦装備が使われることになるだろうが、対空ミサイルで直接迎撃するよりはるかに安価だ〛、・・・

スカルプは戦況に影響を与えるか:
 北大西洋条約機構(NATO)諸国は、現在最前線から100キロ以上離れた奥地の人員、弾薬、軍事装備、指令所を攻撃するために長距離ミサイルの供与を進めている。
 自走多連装ロケット砲「ハイマース」の射程は約80キロで、NATO側はロシアに圧力をかけるのには不十分だとみなしている。

 クヌトフ氏は、スカルプ、ストームシャドウのほか、米国が供与を検討しているエイタクムスといった射程300キロのミサイルが、ロシア軍にとって『一定の課題となっている』としたうえで、次のように締めくくっている。

だが、このこと自体は重要なことではない。実際に影響を
 受けるかは、ロシア軍がそれらミサイルに直面する戦闘任務の
      タイミングによるところが大きい〛、・・・

ロシア軍の学習能力の高さは既に実証済みである。
次から次へと防空システムを進化させる精妙な兵器(ミサイル、爆弾)を開発してウクライナ戦線に投入しては大きな戦果を上げている事は、否定できないでしょう。
 加えて2018年4月、シリアで西側の有志連合軍がシリアの国家施設をミサイル攻撃した際に、スカルプがロシアの対空ミサイルシステムによって撃墜されていた例もある事からして、ロシア軍は防空網を一層強靭化するでしょう。


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